啓蒙主義と、あまのじゃく効果

6月12日
国が婚活に直接予算を付けられず、仕方ないから「結婚の意義を大学生に啓蒙するセミナー」に予算付けるらしい/どうして国は啓蒙大好きなのか?啓蒙の費用対「効果」が高い、つまり啓蒙の結果、婚姻率が高まると本気で信じてるのか?
国の予算眺めてると、「●●の啓蒙予算」と言うのが実に多い。「国民が正しく動かないのは、国民への啓蒙が足らないからだ」とマジで思ってるんだろう
酒井順子は著書「少子」の中で、国の啓蒙至上主義を痛烈に皮肉。「私みたいなあまのじゃくは、国に『産みなさい』と啓蒙されると、逆に『意地でも産むもんか、国を困らせてやろう』と意地悪する」
社会学者で少子化専門家の赤川学氏も、「少子化啓蒙活動に対して、対象者があまのじゃく的反発して逆効果に陥る危険性」を示唆してる。費用対効果がマイナスの危険性がある啓蒙より、ストレートに国営婚活した方がいい
一方、地方自治体は積極的に婚活事業してるが、費用対効果の検証が難しいらしい。「効果」測定が、プライバシーが壁になってできない/何らかの特別立法が必要