3月22日
子供との会話で『先進国って、どこ？』な話になった。日米英仏独伊、あと北欧・豪・ＮＺが当確として、『シンガポールは先進国か？』で議論が紛糾した／妻が『一人当たりＧＤＰでは日本を上回るそうだから、先進国』と発言したが、『政治的自由度の点で、シンガポールは先進国に当てはまらない』と反論
先進国に該当するには、次の全てを満たす必要ある。★１人当りＧＤＰが高い★政治的自由がある★政治的に安定している★法が整備されている★治安が良い★寿命が長い★衛生状態が良い★科学技術が発展している
政治的自由度の点を考慮すると、一人当たりＧＤＰが若干低いスペインとかポーランドの方が、シンガポールより『総合点』では『より先進国らしい』と思う／あと、シンガポールって、自国発の科学技術を抱えてない気がする。技術のすそ野が小さい
１人当たりＧＤＰだけで見ればブルネイは『先進国』だが、政治体制的には、絶対『先進国』になりえない。
気になってポーランドの一人当たりＧＤＰを調べたら、もう１万ドル突破してるんですよね。いわゆる『先進国クラブ』に入っているのですが、それを知っている日本人は少ない。／２０００年以降、この１３年間で米ドル換算ＧＤＰが３倍になってる・・・
実はイスラエルと日本で、一人当たりＧＤＰは差がないのだが、イスラエルは『先進国』だろうか？一応議会選挙はあるし、科学技術は発展しているが、ここまで好戦的な国を『先進国認定』していいのかどうか悩む。
3月24日
子供との対話は、なかなか「根源の再確認を迫られる」という意味で面白い。一昨年「どの国が先進国？」の子供の問いは、「シンガポールは、果たして先進国のカテゴリに入るのか？」を自問するいいキッカケになった／たまたまリー氏死去が重なりタイムリー
リー氏逝去のニュースに対し、「経済発展の立役者」と無条件でマンセーするか、「民主化を遅らせた」と評価を留保するか、で、その人の哲学が分かる。前者はシンガポールを「先進国」カテゴリに入れ、後者はシンガポールは先進国じゃない、という。自分は後者。
出生率が日本より低く、だがその差分は「移民で補えばいい」と開き直るシンガポールの社会システムが、サスティナブル(持続可能)とはとても思えない。
