消費税還付はレジの大渋滞を招く愚策

9月8日
消費税税率アップ時にマイナンバーカードで還付させる案、「面倒臭いから、2%の還付手続きは受けない」な消費者が続出するのでは?還付のやり取りで、レジで十数秒は余分に掛かってしまうし/特に「安さより素早さ」が命のコンビニレジだと、過半数の客は還付を諦めるのでは?

コンビニレジで「還付手続きします」という客が前に並んでいたら、「俺は急いでいるのに、前の客はマイナンバー還付なんてしやがって、コンビニは急がしい客専用なのに」な後ろの客の冷たい視線を浴びることになる

「面倒臭いから、マイナンバーカード持ってきてないから、レジを素早く済ませたいから」な理由で還付金を受けない国民が続出した場合、その「差益」は、国に帰属?小売店に帰属?

多分、この「食品消費税をマイナンバー還付」アイデア考えた人は、「レジでの手続きの面倒臭さ」とか「コンビニエンスは素早さが生命線」とか、リアルな小売の現場を全く知らない人が制度設計したんだろうな。それこそ、コンビニを使ってことがない高貴なお生まれ?

或いは、最初から財務省は「還付手続きがメンドクサイ、マイナンバーを忘れた、等の理由で、実際には食品消費税還付の相当部分、数千億円単位で還付されずに益税になる」と目論んでいるのかも。

200円の食品を買って、還付額は4円。その手続きの為に十数秒を「客と店員の最低2人」が浪費。ハッキリ言って、その十数秒の人件費を考えれば、ムダなのでは?