「高齢の女性」の労働力を活用せよ

9月12日
ニュータウンは黄昏れて』紹介でも少し言及したが、シニアの就労率って、男性は比較的高くて、70歳頃でも半数は就労している/が、この年代の『女性』は、相当専業主婦率が高くて、就労率は相当程度低い/よく政府の方針で『女性と高齢者の活用を促進すべき』とあるが、『高齢女性』を活用すべき

男性の70歳就労率が半分というのは、『もうこれ以上就労率を上げるのは無理ゲー』に近い。あまり知られていないが、男性の『平均健康寿命』は、70歳ちょっと過ぎであり、その先は物理的に就業できなくなる/他方、女性のそれは80歳程度。つまり、70歳代女性の労働力は、フロンティア状態

ただ、この世代の女性は、『20歳台でお嫁に行ってから、社会で働いたのは、せいぜいパート程度』という体たらくな人も結構多い。団塊ジュニア世代の女性が相当高スキルなのと比較しても、月とスッポン/まずは、この世代の人材開発をどうするか?が企業も政府も問われている

極論を言えば、『年金問題』『介護問題』というのは、『高齢女性への年金問題』であり『高齢女性の介護問題』なんだよな。高齢男性は、実はそんなに年金も介護もお世話になることなく死んでいく