学力トップ1%はどこへ行く?

9月20日
トップ層の厚みに関するツイート/日本社会では、『医学部』というのが学力ヒエラルキーの頂点に位置している。これは推測だが、今の18歳人口のうち『100人に1人の学力の持ち主』でないと医者になれない、それが今の日本社会/医師に『100人に1人の学力』を求めるのは、他国でも共通なのか?

例えば、アメリカで、ドイツで、中国で、インドで、それぞれの国において、『医師になるには、〇人に1人の学力が必要である』、この『〇人』に当てはまる数字は、その社会によって変わってくる。日本より多い社会もあるだろうし、少ない社会もあるだろう

これは憶測だが、ヨーロッパとかアメリカだと、『医師になるために要求される学力水準』『医師になるための学力競争倍率』は、日本より『低い』のではないか?

イスラム社会だと、学力的にトップな層は、『イスラム法学者』を目指してしまうため、『医師になる層は、法学者より学力的に劣っている層』になっているため、医師のレベルが低い、と聞いたことがある。『100人に1人の学力』は求められず、『10人に1人の学力』でいい、というイメージ

言い方を変えると、『その社会における、学力1%のエリート』が、『どういう職業に就いているのか?』を、国際横断的に比較している研究とか、ないのか?/日本社会は、トップ1%の内部において、『職業=医師』が占める比率が、欧米より有意に多いのでは?

これ、藤沢数希が、ダイレクトに言ってる。『日本では、自分のような学力1%エリートが、あまり金融工学に行かずに医師になってる、だから日本社会はダメなんだ』/トップ1%が金融にばかり行ってる(アメリカのような)社会もどうかとも思うが、トップ1%が医師にばかりなってる日本も如何なものか

@tk2193 逆に言えば、アメリカで、イギリスで、ドイツで、それぞれ『最難関学部が、医学部なのか、工学部なのか、人工知能学部なのか金融工学部なのか』を横断分析すれば、それぞれの社会で『ヒエラルキーの頂点に鎮座する領域が何』なのか、見えてくる・・

@tsuyu2011 日本も、戦前まではエリート層は『陸軍幼年学校』とかに行ってたから、人のことは言えない/大正軍縮時代は軍人のステイタスも低下して、人気も下がったらしいが、昭和になると一気に人気回復

大体、発展途上国の場合、スーパーエリート層の受け皿は『軍』だったりするよね。軍がその社会における唯一の知的リソースだったりする

現代日本だと、学力トップ1%の中で、『自衛隊』或いは『防衛省』に勤めている人は、数少ないだろうな。特に制服組の場合/右派による『日本を普通の(軍隊を有する)国』にしたい、という願望は、『自衛隊防衛大学校がリスペクトされ、学力トップ1%が志願する社会』ということでもある

ぶっちゃけ、『医師と軍人、どっちが女性にモテるか?』ですよ。戦前だったらダントツに軍人だった訳ですが、戦後だと、九州は兎も角、東京では圧倒的に医師の方がモテる/藤沢数希は、『医師より金融工学者が女性にモテる社会にしろ』という叫びな訳ですね、判ります。

1950年代頃は、偏差値ヒエラルキーの頂点は、東大医学部ではなく東大工学部だった、との指摘/それが『逆転』した理由は、何か?私見だが、大学紛争が影響しているような気がする

@tsuyu2011 そもそも文系トップが『法学部』が占めるという社会も、いかがなものかと思うのだが。本来なら『経済学部』とか『経営学部』が占めるべきでは?

1950年代、学力ヒエラルキーの頂点が工学部だった、という事実は、多分戦争の影響も大きかったんだろうな。戦争関連で、ロケット技術とかゼロ戦技術とかが発展し、それが戦後に民間&大学転用された訳だ

野口悠紀雄が『2050年、日本の産業の中で介護産業が4割を占める事態になる』(それだけ、介護ニーズが爆発する)と予言していますが、これは『学力トップ1%層の、せめて4割は介護ビジネス・介護学に就く』社会に、早期に転換を図らなきゃならない、ということなんだけどな。

@tsuyu2011 一方で、その『応用』に当る法律の予備校という位置づけで開校したのが、今の明治大学とか中央大学とかだっかりする訳で。法学部は文系私大の裾野を広げたんだな

これは余談だが、首都圏の『学力上位な生徒』の医師志願率より、地方(含む関西)の『学力上位な生徒』の医師志願率の方が、圧倒的に高い。

@tsuyu2011 夏目漱石の地位は物凄く高かったんだろうな

@nightowlfly00 田舎どころか、京阪神でも、「官僚や外資エリートや大企業エリートが少ない」から「優秀な高校生が目指す先は、医者しかない」とされてるようです