酒井順子的な鉄道紀行

11月3日
酒井順子の紀行文に「東京メトロ都営地下鉄を1日掛けて乗り潰し」というのがある/当時はまだ副都心線全線開業してなくて、それでも早朝から深夜まで掛かってた/副都心線が開業した今だと、始発から乗り潰しても、果たして全線乗車できるのか?

原武史が、「マニアが大量に居そうなローカル線じゃなく、一般人ばかり乗ってる幹線(例:山陽本線)で鉄道紀行した方が、満足度高い」と、判る人には判る発言してる

酒井順子の紀行文で「東京から博多まで、こだまで行く」というのがある/そういえば、阪急交通社だったと思うが、「北海道新幹線から九州新幹線まで、全国の新幹線を乗り歩く」というツアーを企画してる。そういう「新幹線乗り潰し」のニーズって、案外あるんだな

宮脇俊三の旅で「ローカルバスの終点へ」というのがある/あれを読むと、鉄道全線完乗後は、ああいう「山間部の無名集落を目指す、片道1時間なバス旅」を全国各地でやってみたいものだ

滝川〜釧路の「最長各駅停車」を酒井順子は乗ってるが、現在は不通なんだよな。はたして復旧できるのか、そのまま廃線になるのか?/意外と山陽本線にも、距離の長い各駅停車があったりするので、機会あれば乗りたいものだが

11月4日
宮脇俊三は、入社試験で中央公論日本交通公社に合格し、中央公論に行った/もし日本交通公社の方に入社してたら、思う存分旅行出来ていた半面、「宮脇紀行文学」は成り立たなかったのでは?と思う。/編集者としての経歴が、あの独特の文調を産み出した。中央公論編集者だったから産み出された