飲酒年齢をなぜ18歳に引き下げない?

9月9日
日本の酒類消費の7割は、2割の飲んべえによる消費らしい/多分、残りの8割の人に酒類消費を勧めても、効き目はない。酒類メーカーとしては、2割の飲んべえに更に消費してもらうのが売上拡大の近道

日経夕刊に「減酒のススメ」という記事があるが、「2割の飲んべえが7割消費する」という構図なのだから、飲んべえに減酒運動すると、ダイレクトに売上ダウンするのでは?

9月3日の日経に、「飲酒解禁年齢、引き下げず」というニュースがあるが、果たして飲酒が「18歳だとNGで、20歳だとOK」という「医学的なエビデンス」はあるのか?/ヨーロッパでは18歳前後で解禁されてるのだから、医学的根拠は弱いのでは?

「日本人は遺伝学的にアルコールに弱いから、ヨーロッパより飲酒解禁年齢を引き上げて当然」という、もっともらしい解説がある/が、アルコールに弱い体質の人は、18歳だろうが20歳だろうが30歳だろうが40歳だろうが、カラダが受け付けないものは受け付けない

逆に、(日本人の中では少ないのだが)アルコールに強い体質の人は、40歳でも30歳でも20歳でもアルコールを受け付けるカラダであり、恐らく18歳でもカラダが受け付けるだろう。そういう人の「飲酒をする権利」を国家が法律で縛っていいのか?

つまり、日本の「アルコールは20歳から規制」は、「下戸な多数派に対する医学的配慮に、少数派のウワバミが従うべし」という多数決理論なんだよな。少数派の「権利」が守られてない