燃料電池車はガラパゴス化する?

9月13日
たまに日経とかで「水素社会の未来!」なんて特集記事が出るが、「水素とEV、どっちが多数派になるか?」の観点には全く触れない。欧州中国がEVシフトを打ち出してるから、日本はアメリカを「水素陣営」に引き込まないと、VHSに負けたベータみたいな話になる。

本来、水素社会特集記事のキモは、「日本以外の国で」、水素とEV、どっちが覇権を取るか、が問題なのに、一切そこには言及せず/たから、経済産業省は、「日本以外の国で」水素ステーションをいかに普及させるかに知恵を絞るべきなのに、全くそういう話が聞こえてこない。ガラパゴス化不可避

水素自動車(燃料電池車)のメリットって、「EVより航続距離が長い」ということ位しか思い付かないが、10年後には、EVも東京大阪間無充電走行が出来るようになるだろう。そうなった場合に、水素ステーションインフラ投資してまで水素に賭ける国が、日本以外に現れるのか?

無線給電技術が進化したら、新東名を走行中に給電できたりする訳で。無線給電技術を確立する方が、燃料電池車の技術確立よりラクなのでは?

@tsuyu2011 電池をカートリッジ式にして、満充電なカートリッジ電池を交換する方式にすれば、充電時間はあまり掛からなくなるのでは?

これを見ると、「バッテリーの性能が、メーカーの差別化の源泉」なので、「バッテリーの統一になるカートリッジ式導入は、差別化されなくなるので、普及しなかった」とのこと / “電気自動車のバッテリーを取り外し式にしたらいいんじゃない?…” http://htn.to/dyiKKc

水素を「天然ガスの改質」で取得するなら、そんなにコストかからないのかも、だが、「水の電気分解」で取得するなら、その電気で直接走行エネルギーに利用した方が、エネルギー効率がいいように思うのだが

あと、20年後とか30年後には、家庭とかでも太陽光発電とか、スマートハウスとかで「電力の需給調整」の必要性は増していくだろう/その際の需給機能をEVの蓄電池が担うのがスマート。燃料電池で果たしてそういう機能が果たせるのか?

まあ、燃料電池方式が全く使えないということはないだろう。充電ステーションや無線給電が難しい洋上では、燃料電池方式も役立つのでは?つまり「燃料電池船」だよ