日本人は年収1,000万円超えると、カネよりステータス欲する

9月11日
司馬遼太郎アメリカ素描」ネタ/中堅商店主の子供が、親の会社を継がずに、大会社に就職したり医者になったりするケースが日本ではある/アメリカ人から見たら不思議らしい。「商店主の方が実入りが多いのに、何故給与が少ない方を選ぶのか?」/司馬がアメリカ人にインタビューしてると逆質問受けた
で、その質問については、通訳者の女性(アメリカ人)も、「実は、それは私も疑問でした」と告白/司馬は一生懸命、「大会社社員や医者、キャリア官僚などは、昔で言えば武士みたいなもので、給与は必ずしも多くないがステータスが高い」とアメリカ人に説明してるが、通じない
これ、日本人の場合、「年収が1000万円を超える場合、給与よりも別のものを求める日本人が多い」ということでは?求めるものは「やりがい」もあれば「時間的余裕」もあれば「権力」もある/言い方を変えれば、年収1000万円を超えると、日本人は「お金の使い方が、判らない」
アメリカ人だと「ステータスより、年収3000万円」となるが、日本人だと「年収1200万円位で、ステータスある方」の仕事を選ぶ/開業医と医学部教授の関係に似てる。開業医の方が儲かるが、医学部教授の方がステータス高いので、そっちを目指す医学生が多い
アメリカ人だと「年収3000万円あれば、クルーザーが買える、絵画が買える」と贅沢消費に走る。その為に、「ステータスより年収」となるが、アッパーミドル日本人は、「別にクルーザーも絵画も、欲しくない」