富士五胡は八湖から減らしたからメジャーになった

7月19日
カンブリアで富士急の3代目が出てた/バブル後の富士急ハイランドの攻めの経営を取り上げていたが、私見では「ディズニーなんか、ツマらない」という層をターゲットにしたのが富士急の勝因だと思う。ウチの子みたいな。

あと、富士急ハイランドは東京通勤圏「じゃない」が故に、「わざわざ行く」感があるため、アトラクションを「尖ったアトラクションに、せざるを得なかった」のが、逆に奏功したのかも。

カンブリア、富士急の次に旅籠屋やってたが、鉄道派の自分としては、自家用車が前提な旅籠屋は微妙に感じてしまう/例えばJR東が、旅籠屋チックなホテルを、「各駅停車しか停まらない駅の前」に開発して、安く泊められないか?

7月21日
カンブリアによると、「富士五湖」という命名をしたのは、富士急創業の堀内一代目だったそうだ/造語力は大事。「富士五湖」というネーミングによって、湖沼群が「見える化」されて観光対象になった

昔の自分のツイート見ると、富士五湖は実は「富士八湖」だったが、堀内一代目が富士急沿線の湖だけピックアップして「富士五湖」という湖沼群の名称にしたらしい/観光にはこういう「仕掛け力」も大事

「五湖」なら「頑張って、全て回ろうかな」という気になるが、「八湖」だと、多すぎて、全部回る気にならない。一部だけ回ってくれればいいが、結局「行くのを止めよう」となる可能性/敢えて「八湖」を「五湖」と減らすことで、観光客が「増える」可能性

逆に、シングルだと観光客が少ないのに、ダブルになってるから観光客が増進されてる、という観光スポットも、あるのでは?とも思う/例えば、利尻島礼文島は、隣あっているから「利尻礼文」という観光セットになって商品化されてる

もし「利尻島だけで、礼文島が無かったら」、利尻島にはそんなに観光客が来なかった気がする。今の奥尻島程度に留まっていたのでは?/種子島屋久島、石垣島宮古島みたいな、「セット観光地」というのは、間違いなく存在する

壱岐対馬もセット観光地なのかな。地勢は全く対称的だが/エストニアラトビアリトアニアの「バルト三国」も、セット観光地なのかも知れない

富士五湖は、八湖を五湖に敢えて減らしたことで、逆に観光地になり得た」という仮説、或いは「五島列島」もそうなのかも。五島列島は、実際には何十もの諸島だが、「五」という「手の届く数字」にすることで、「観光できる範囲内」と錯覚される

奥尻島も、近くに別の島が存在してくれたら、もっと観光的に注目されていたのかも知れない/渡島大島を観光開発するか?

いじられキャラ」も、ライバルがいると盛り上がる。鳥取の隣に島根が、埼玉の隣に千葉がいるから、互いに「競いあえる」/福井なんか、隣にいじられキャラがいないから、盛り下がってるじゃないか(違)