堀江氏、天皇制否定発言

ニュースジャパンで大統領制についてさらりと発言したときは、
「ああ、なにも考えずに勢いで発言したんだな」ということで
軽く受け止めていたが、どうやら相当に確信犯のようである。

http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20050907k0000m010016000c.html

堀江貴文社長:『天皇は日本の象徴』に違和感、大統領制
衆院選広島6区に無所属で立候補しているライブドア堀江貴文社長は6日、
>東京都内の日本外国特派員協会で講演し、天皇制について
>「憲法が『天皇は日本の象徴である』というところから始まるのには違和感がある。
>歴代の首相や内閣が(象徴天皇制を)何も変えようとしないのは多分、
>右翼の人たちが怖いから」などと指摘した。

>そのうえで日本の国家体制について「大統領制にした方がいい。
>特にインターネットが普及して世の中の変化のスピードが速くなっている。
>リーダーが強力な権力を持っていないと対応していけない」と語った。

恐らく、堀江氏の信念として天皇制否定の考えがあったため、
自民党公認をあえて断ったのではないか?

つまり堀江氏は極端な「経済右翼・宗教左翼」であった訳である。
公明党も真っ青)
なんか堀江氏のファンになりそうだなあ。

自民党は堀江発言で大混乱に陥るのではないか?
まさかこのような発言で自公が自滅するとは思えないが、
処理を誤ると火薬庫になりかねない

ホリエモン自身が、自公への「最大の刺客だった」、なんてね。
ひょっとしたら、以前の堀江=岡田会談は、
「堀江が天皇制否定発言をして自民党を自爆させる」という
密約だったのでは?

天皇制否定発言だが、常識的に考えると、選挙活動にはマイナスに働く。
天皇制を気にしない若い有権者には影響は少ないが、堀江氏を「準自民候補」
として受け止めている自民支持者が、堀江氏を忌避する動きが出てくるだろう。

それくらいの計算ができないほど頭の悪い男ではあるまい。

「最初から当選するつもりないからいいじゃないか」という分析も当らない。
インターネットの世界というのは、2ちゃんねらーをはじめとして、
結構ウヨクな意見がポピュラーである。
(若い層であっても)

そういう層を敵に回す、ということは、本業(ライブドア)にも差し障りが生じる。

つまり、政治的にも、仕事的にも、明らかにマイナスになるバカ発言を、
あえて行なった、ということである。
しかし堀江氏は明らかにバカじゃないから、これは相当に強固な信念に
基づいて発言した、と考えざるを得ない。