読書ノート・アラブ

★仮想敵としてのイスラエルを据えることで、社会の矛盾をごまかすことができる。
★アラブでは「書籍の出版」そのものが少ない
 アラブの書籍点数は、なんとイスラエルの10分の1
★アラブのネット接続比率:サハラ以南のアフリカより低い
★翻訳書数:アラブ全体でギリシャの5分の1
 いわゆる「洋書」がアラブ世界には殆ど流入しない。
★アラブの若者:ロクに出版物もなく、参政権が実質的に存在しないアラブ世界から
 脱出したいと思っている。
 (調査の結果、過半数がそう思っている)
 欧州にアラブ移民が多いのは、アラブ世界側にも責任がある。 
★ロシアがイラク戦に反対した理由:
 ロシアの対イラク債権(武器代金)が未収だったから
イスラエル:中国に接近
 ・労働力供給(パレスチナ人代わり)
 ・イスラム原理主義者情報を交換
★石油産業:2番目にIT化をした産業
★アフガンパイプライン:アフガンの8つの部族が通過料主張
 →採算が合うわけがない
★日本の石油戦略:フランスをお手本にしてきた
★サウジ:80年代以降、対米留学を減らし、自国内で高等教育するようにした。
 (人材交流の停滞へ)
★9.11後のアフガン侵攻
 ・・・ロシア軍がアメリカにアフガンでの戦闘のノウハウをアドバイス
★日本:製油所の環境対策が完成している
 →サルファが多いが、安価な中東石油でもOK
★他国:環境対策が不十分
 →サルファが少ないインドネシア石油の方が、トータルコストで安くつく
 よって、日本が最も中東依存度が高くなる
★フランスの原子力施設:型が全て共通
 これでコストダウン
 日本は個別に設計して、高くなる
原子力技術供与(対途上国)
 ・・・CO2削減に見なしてくれない。