多摩ニュー商店街の経年変化と、シニア居場所サービス

3月14日
ネタ探しに「多摩ニュータウン物語」メモを読み返し/いわゆるシニア等の「居場所提供サービス」、知ってても「利用しない」というシニアは結構いて、その理由は「シニア向け臭いから」とのこと/図書館がシニア男性の居場所として人気なのは、「シニア向け臭が薄い」からだろうな。

「○○4丁目憩いの里」なんて「シニア居場所提供施設」があったりして、独居老人の見守り機能を行政は期待したりしているのだが、シニアに言わせると「誰かの紹介とかがないと、いきなり行きたくない、気後れする」ものなんだそうな。

こういう居場所サービスは、老人は診療所の診察曜日に、ついでに立ち寄る行動パターンが多く、従って「火曜日にはAさんがいて、水曜日にBさんがいて」みたいになるそうだ。

そのため「Aさんがいるなら、自分は火曜日に顔を出す」なんて利用者もいるのだが、逆もあるそうだ。「自分はAさんがいる火曜日には、絶対に行かない。(Aさんが嫌いだから)」

永山商店街と諏訪商店街を、開設当時と現在で定点観測していて面白い。当時存在しなくて、今ある商店が「弁当屋」「パソコン教室」「リサイクル屋」「補聴器屋」「接骨院」「鍼灸院」「自然食品」「トランクルーム」

クリーニング店と理容店は、70年代の開設当初の経営者が、今もそのまま残っているらしい。それは多摩ニュータウンだけの話じゃなく、全国的にこの2業種は長寿らしい/逆に言えば、小売や外食は栄枯盛衰激しく、多摩ニューでも入れ替え激しいらしい

今回、たまたま「多摩ニュータウン」で定点観測された商店の変遷データを見たのだが、これ全国データとか繁華街データで見ても面白いかも。接骨院とかマッサージ店は、言われてみれば30年前とか40年前とか、世の中にそんなに存在しなかった気がする

マッサージ店などは、小資本でもスグに開業できる業態。それがこの十数年で急増/このように、「この先10年先にブレイクしそうな、小資本業態」を予測し、それを対象としたビジネスを始めるのも面白そう