旅行・鉄道系の質問の傾向と対策

1.「次の夏休み、3泊4日でどこかいいところない?」
  のような「どこでもいいから、行き先を教えてくれ」タイプ。

  こういうのは、旅行会社のカウンター辺りが、本来ならいいアドバイス
  するところなんですがねえ。
  Q&Aサイト以外では、なかなか「とっかかり」が得られないのです。

  この場合、小生の好きなところをセレクトして答える。
  機嫌のいいときは、乗り換え時刻付モデルコースを作ってさしあげることもある。

2.目的地は決まっていて、「札幌のおすすめグルメはありますか?」
  「見所どこですか?」のような質問。
  
  この場合、むしろ質問者は基本的な札幌の知識を持っている場合が多い。
  それ位のことは、Web1.0的観光サイトで、大体紹介されている。
  (Web1.0を使いこなせない人は、Q&Aサイトも知らない)

  この場合、実は知りたがっているのは「アナ場情報」だったりする。

  北海道・東京・大阪、あと福岡辺りは強いのでそれなりに回答できるが、
  名古屋とかは完全にわからないのでパス。

3.目的地、時刻とか決まっていて、
  「A地点からB地点まで、一番早い方法は?」とか
  「A地点からB地点まで、1万円以内で行く方法は?」のような質問。

  つまり「人間駅スパート」的質問である。

  これこそ「時刻表少年」だった小生の面目躍如である

Web2.0に高齢者をいかに参加させるか?


http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2006/08/post_4d1d.html
のエントリで印象的なのが

>インターネットの情報には、銭湯や茶の間で年長者がふと話してくれたような経験則は、
>あまり流れていないもんなあ。
のくだり。

これが、お産の世界に限らずに問題なのではないか?

例えば高齢者の方に「自伝を書いてください」とか「話を聞かせてください」という
アプローチは、いわば「Web1.0」的アプローチである。

このアプローチで、戦争の苦労話とか高度経済成長の話とかは
そこそこ聞きだせるとは思うが、例えば助産師のウデ、と言ったような、
一見ニッチな、でも重要な話はなかなか聞き出せない。

天漢日乗さんが問題にしなければ、スルーされていた問題だ。

以前小生は、高齢者がその経験を残さずに死んでいくのは問題、として、
http://q.hatena.ne.jp/1144734414
のような問題提起質問を行った。
しかし、これでもアプローチはWeb1.0である。

例えば、はてな的サイトの端末が老人ホームに置かれていて、それを
ケアマネージャーがチェックして、入居者に「若いヒトからこんな質問が
来ているんだけど」というマニュアル的Web2.0なアプローチをすれば、
高齢者のニッチなウィズダムを、より拾い上げることができると思うのだが。