Web2.0に高齢者をいかに参加させるか?


http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2006/08/post_4d1d.html
のエントリで印象的なのが

>インターネットの情報には、銭湯や茶の間で年長者がふと話してくれたような経験則は、
>あまり流れていないもんなあ。
のくだり。

これが、お産の世界に限らずに問題なのではないか?

例えば高齢者の方に「自伝を書いてください」とか「話を聞かせてください」という
アプローチは、いわば「Web1.0」的アプローチである。

このアプローチで、戦争の苦労話とか高度経済成長の話とかは
そこそこ聞きだせるとは思うが、例えば助産師のウデ、と言ったような、
一見ニッチな、でも重要な話はなかなか聞き出せない。

天漢日乗さんが問題にしなければ、スルーされていた問題だ。

以前小生は、高齢者がその経験を残さずに死んでいくのは問題、として、
http://q.hatena.ne.jp/1144734414
のような問題提起質問を行った。
しかし、これでもアプローチはWeb1.0である。

例えば、はてな的サイトの端末が老人ホームに置かれていて、それを
ケアマネージャーがチェックして、入居者に「若いヒトからこんな質問が
来ているんだけど」というマニュアル的Web2.0なアプローチをすれば、
高齢者のニッチなウィズダムを、より拾い上げることができると思うのだが。