なんでも掲示板過去ログ 10年7月その2

もろもろ 投稿者:時を娶ろ 投稿日:2010年 7月10日(土)16時27分27秒 返信・引用
> 一字一句違わない同内容の論文

全くレベルの違う話で恐縮だが、
私が小学校の3年生だか4年生だかのとき、
国語の教科書に載っている題材のあらすじをまとめるという宿題があった。
別の児童が読み上げた内容と、そのあとで私が読み上げた内容は
教科書に対応して編集された参考書に掲載されていたあらすじを
そのまま拝借した全くの同文だった。
しかし、担任教師は何ら気がつかないまま、やり過ごした。


> 因みに土地税を「追い出し税」として「適切に機能させる」ためには、
> あるいは「三鷹のマンション住まい」とかでも30万円の負担。

これは、ローンでやっと入手したマンションの居住者にはつらいだろう。
よく夕方のニュースの中での企画コーナーで、
ローンが支払えなくなった失業者・転職者が、ローン残額を手当てするため、
何とかして高い値段でマンションを転売しようと、専門業者の世話になる
という経緯のルポを見かける。
そういう悲惨な例にとって、追い討ちをかけるような話だ。


> 六本木駅は上下式ホームだったと思うが、ホームはミッドタウン側にあるのかな?

http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/subway/stations/roppongi/e23.html
上記、東京都交通局サイト内の六本木駅情報ページにおいて、
リンクボタン『駅の立体図』をクリックして、確認されたい。

> 新宿なら、都庁前駅の4番線(光が丘行き)の南側にホームを新設して、
> 都庁第一庁舎EVをそのホームと直結させるとか、
> 1番線(六本木方面行)の北側にホームを新設して、
> 新宿住友ビルEV(現状1階止まり)をそのホームに直結させるとか。

ビルのエレベータと地下鉄駅のホームとを直結させたら、出札・改札はどこに設けるのか?

> 「梅掉忠夫逝去」というニュースがあったが、

ウメサオのサオは、手偏ではなく、木偏の『棹』である。
しかし、ネット上でも梅掉で引っかかることが多い。
なぜだろう。日本語変換ソフトの中にサオで手偏の『掉』が出てくるものがあるのか?
木偏の『棹』はサオだが、サオは他にも『竿』がある。
竿のほうは、釣り竿、物干し竿、旗竿などに使う。
一方、棹のほうは、小舟を操作するとき川底に突き立てて舟を進めるものだ。
草枕の、流れに棹させば流される、に出てくる棹だ。
これもネット上には、『流れに掉さす』と、手偏によくお目にかかる。
では、手偏の『掉』はどういう意味か?
これは、ふる、ふるう、という意味があるらしい。
さかながしっぽをふることを『掉尾』という。
『掉尾を飾る』などと使う。
大納会に向けて株価が上げていくことは『掉尾の一振』と呼ぶそうだ。
『掉尾』はチョウビと読むのだが、『棹』のトウと混同して、トウビと読むことも多くなっている。
これは本来なら誤りなのだが、慣用読みとして許容されている。
さらには字体そのものを、『棹尾を飾る』、『棹尾の一振』など、木偏で誤記する例も多く見かける。


> 総合住宅展示場というビジネスモデルはABC朝日放送が大阪で昭和40年代に始めたらしい。

単に『朝日放送』でよいものを、『ABC朝日放送』とか『大阪朝日放送』と呼んだりする。
昔は同社以外で名称中に『朝日』を含むのは九州朝日放送ぐらいだった。
しかし今では、△△朝日放送とか、△△朝日テレビという地方局がずいぶん増えた。
決定的なのは、NETがテレビ朝日となったことだろう。
他方、毎日は、毎日放送以外に毎日を含んだ名はRKB毎日放送だけで、それ以外はない。

                                                                                                                                                              • -

朝日新聞系統の放送局 投稿者:あじあ号 投稿日:2010年 7月11日(日)20時02分34秒 返信・引用
テレビ局のネットは、キー局が先発した日本テレビ系統(当初は完全に読売新聞系統というわけでもなかったようだが。)が地方新聞と連携したりして先行した。例:岩手日報と組んで岩手放送
代わりに後発で教育テレビ局(NET)として開局した朝日系統がネットでは遅れたと言えるのでは?ただし、●●朝日放送と称しているようだが。
岩手県でTV東京以外のネットで最も遅れたのは岩手朝日放送

                                                                                                                                                              • -

Re: 朝日新聞系統の放送局 投稿者:時を娶ろ 投稿日:2010年 7月12日(月)01時00分50秒 返信・引用
> 後発で教育テレビ局(NET)として開局した朝日系統

NETを開局した主体は、旺文社・東映日本経済新聞社である。

                                                                                                                                                              • -

NET 日本教育テレビ 投稿者:あじあ号 投稿日:2010年 7月12日(月)23時51分25秒 返信・引用
>旺文社・東映日本経済新聞社
朝日新聞は少数株主だったのですか。へええ。

                                                                                                                                                              • -

スルッとKANTOは産科ホメオパシー問題を追い続けます。 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2010年 7月13日(火)18時51分16秒 返信・引用
ここ数日の「はてなブックマーク・科学」はこの問題一色である。
読売・毎日では報道されたようだが、「エスタブリッシュメントの至読紙」、
日経では一切取り上げられていない。

はてなユーザー」は理系高学歴が多いと評判だが、
日経しか読まない「文系高学歴」な人が、「自分が持つ情報だけが唯一至高」と
思い込んで理系な人と会話すると、話題がズレまくるのでは・・・

というか、日経は「経済活動にプラスかマイナスか」という価値判断でしか記事化しないのか?
「出産問題は所詮は女性の問題であり、経済活動を支える男性には情報を与える必要もない」
とでも考えているのかもしれない。

この問題の根が深いのは、「一人のトンデモ助産師がトチ狂った」というよりも、
助産師の中で、トンデモホメオパシー思想にかぶれている人間が増殖しているのでは?」
という状況証拠が出てきていること。

というか、組織としての「助産師会」内部が、ホメオパシー狂信者に
相当侵蝕されている、という惨状らしい。

自分は(毎日新聞による産科崩壊工作によって)危機的状況にある産科医療建て直しのためには、
一定の割合で助産師の活用が望ましいと考えていた(厚労省も同意見)が、
内部の惨状が酷いようだと、助産師活用政策の修正が必要なのではないか?

http://d.hatena.ne.jp/Mochimasa/20100709/1278678386
>私が知っている範囲だけでも千葉市*7、兵庫県助産師会*8、神奈川県助産師会*9が
ホメオパシーセミナーや講演会・研修会を開催している。
>さらには、日本助産学会でもホメオパシーセミナーが開催されている*10。
>正しい知識を助産師に提供すべき助産師会が今までその責務を怠り、
>更に悪いことにホメオパシーという誤った"治療法"を広めるのに一役買っていたのだ。
助産師会が何がしかの法的な責任をとる必要がある立場にあるとは思わないが、
助産師会とホメオパシーのこれまでの関係を考えれば、助産師会が今後どのような態度で
ホメオパシーに臨んでいくのか注視していく必要があるだろう。

http://blog.m3.com/kiru/20090129/1
助産師個人がホメオパシーに嵌っただけなら良くあることでしょうが、
>専門家集団である助産師会が関わっているようでは、助産師という職業自体の質が疑われます。
>いくら産科医が不足していても、助産師に任せるのは危ないかも知れません。

http://d.hatena.ne.jp/Mochimasa/20100710/1278709485
は長文だが転載しよう。

↓↓↓

読売新聞が報じ、前のエントリーで取り上げたように、助産師が病気の予防に必要なビタミン剤を
与えなかったために女児が死亡してしまったとして女児の母親が助産師を提訴した。
助産師は偽医療の一つであるホメオパシーの錠剤をビタミン剤の代わりに与えていたのだという。

それを受けて、社団法人 日本助産師会がPDFでコメントを発表したのだが、この内容がかなりひどい。
PDFは1ページ目が「ビタミンK2投与がなされず、児が死亡した件に関して」、
2ページ目がが「東洋医学代替医療等に関する日本助産師会の見解」と題されている。

まずは、1ページ目を全文転載する。
平成22 年7 月9 日
社団法人日本助産師会
ビタミンK2投与がなされず、児が死亡した件に関して
平成22 年7 月9 日付、読売新聞(朝刊)に掲載された。これは、昨年8 月3
日に本会会員の開業助産師が関わり、自宅分娩し、母乳のみで育て、ビタミンK
2を投与せず、自然療法のビタミンK2の代わりの錠剤を投与した児が10 月
16 日に山口県宇部市の病院で、ビタミンK 欠乏性出血症と診断され、呼吸不全
で死亡した。母親は、助産師を相手に、損害賠償訴訟を山口地裁に起こしたこ
とが報道された。
このような事態が発生したことは、誠に遺憾であり、亡くなられた子どもさ
んとそのご家族の皆さまには、心から哀悼の意を表しますとともに、二度とこ
ういうことが起きないよう本会としても、強く会員に注意の喚起を促していき
たいと考えている。
今回の自然療法を含む東洋医学代替医療等に関する本会の見解を述べる。
(転載元:http://www.midwife.or.jp/pdf/k2.pdf 強調は引用者による。)

表題の誤字、主語と述語のミスマッチ、中途半端な「ですます」調*1はともかく、
亡くなった女児のことを「子どもさん」と表現したり、「こういうこと」などの
砕けた表現を哀悼の意を表する文書で使ってしまうのは、かなり失礼だと思う。
この手の日本語の問題の指摘は揚げ足取りだと言う人がいるかもしれないが、
重要な公式発表の文書をろくにチェックもせずに*2公表しまったことは、
助産師会のこの問題に対する真剣さが疑われても仕方ない事態だと言ってもいいだろう*3。

ついでに指摘しておけば、このPDFは日本助産師会のサイトのトップページからは
代替医療に関する本会の見解」としてリンクされている。
哀悼の意を表するという大事な内容が含まれているはずなのに、
このリンクの仕方はちょっとひどいんじゃないか。*4

次に、2ページ目を転載する。

東洋医学代替医療等に関する日本助産師会の見解

助産師は、「保健師助産師看護師法」に基づき、正常妊産婦及び新生児に対す
る診査やケアを提供することを業務としている。具体的な助産師の役割や責務
に関しては、本会で、「助産師の声明」や「コアコンペテンシー」に規定し、公
表している。
助産師は、女性や新生児が本来持っている力を最大限に発揮できるよう支援
している。それゆえ、生理的な自然の力を重視し、業務を行っている。
助産師は、活動の対象としている人々に対して、人間存在を全体的に捉えるべ
きであると考えている。すなわち、西洋医学を中心とした上で、食事療法、東
洋医学代替医療等も包含する統合医療の観点から理解しケアを展開している。
分娩を取り扱う開業助産師の業務基準に関しては、「助産所業務ガイドライン
を定め、それに基づき、母子の安全性を最優先した業務を実施している。
したがって、助産学に付随する医学の考え方の基盤は、いうまでもなく西洋医
学であり、あくまでも西洋医学的見解を主に助産学が展開されていることは既
存の事実である。それゆえ、助産師業務にまつわる妊産褥婦や新生児の様々な
ケアに関する考え方も同様である。
それゆえ、ビタミンK2の投与や予防接種は、インフォームド・コンセント
のもと推奨されるべきである。
以上
(転載元:http://www.midwife.or.jp/pdf/k2.pdf 強調は引用者による。)

「それゆえ」の連続使用などまたしても日本語がおかしいが、
いよいよ内容が胡散臭くなってきたので、この際そのことは置いておこう。
読売新聞の記事を読む限り女児が亡くなってしまったのは助産師がホメオパシーという
自然療法が代わりになると信じて、必要なビタミン剤を女児に与えなかったことにある。
それなのに、哀悼の意を表したすぐ次のページで、「自然の力を重視」という
いかにも自然療法・自然出産的なフレーズを白々しく出しているのだ。
さらに、「人間存在を全体的に捉えるべき」という表現も象徴的だ。
これは、ホメオパシー支持者が多用する「ホリスティック」という概念を指していると思われる。
これは"現代医学は対象を部分に分けて考えるが、ホメオパシーはホリスティックに
(全体論的に)対象を捉える"というような還元論批判の文脈で、
彼らの脳内現代医学から自分の信じるホメオパシー(あるいはそれ以外の代替医療)の
差別化を図るのによく使われるキーワードだ*5。
どうやらこの文書を書いた人物は自然療法に親和性が高い人物のようだ。
もしかすると助産師会に蔓延る自然出産・怪しげな代替医療の"汚染"はかなり深刻で、
公式な発表を作成・チェックする立場にある人にまで汚染が及んでいるのかもしれない*6。

それから、もう一つ特筆すべきなのは、異常なまでの「西洋医学」の強調だろう。
「西洋医学を中心とした」「いうまでもなく西洋医学」「あくまでも西洋医学」と
「西洋医学」を猛プッシュしている。事情を知らない人が読んだら、何の話をしているのか
分からないのではないだろうか。これは飽くまでも、ホメオパシーをあてにしてビタミン剤を
乳児に与えなかったがために女児が病気で死んでしまったとされる事件を受けての発表なのに、
どうしてこんなに西洋医学の話をしているのやら。

私が思うにこれは「私たちはきちんとした西洋医学を(も)やってますよ。
排他的なカルト集団じゃないですよ。」アピールではないかと思う。
助産師会はこれまで散々ホメオパシーを広めてきたので、予防線を貼張らずには
いられないのだろう。結果として墓穴を掘っているようにしか見えないが。

まとめ
この発表を読んでの私の推測を含む考察を以下にまとめる。

日本助産師会はこの件に関して必要なチェックを怠るほど真剣でないか、
あるいはチェックできないほど慌てている可能性がある。
この文章を書いた人は自然療法・自然出産に親和性が高い人物である可能性がある。
ホメオパシーの普及に一役買っていた過去に追求が及ぶのを恐れてか、予防線を貼張ろうとしている可能性がある。