マスコミブレーク(4) 世論調査の罠

マスコミブレーク(4) 世論調査の罠
(なんでも掲示板 00年6月 投稿済)

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世論調査で「自民大勝」の予測がでていますが、この数字を鵜呑みにできない2つの
要因があります。

(1)電話調査の年齢別偏り
   現在、世論調査は土日の昼間に無作為抽出された電話番号(電話帳非掲載を含む)へ
   電話しています。
   しかし、在宅していなければ、その家庭は電話調査の対象から外れます。
   
   で、実は休日の場合、高齢者ほど在宅率が高い、という傾向があります。
   ある調査員は、「電話が繋がったのは40代以上の有権者で、20代・30代は
   殆ど捉まらなかった」と証言しています。

   また、最近若い世代では、携帯電話のみ引いて、回線電話を引かない人が急増しています。
   この場合、こういう世論調査の対象外になります。
   つまり「回線電話の普及率そのものが、高齢者に偏っている」のです。

(2)正直に投票予定者を話すか?
   電話調査の場合、その受け答えを家族が聞いてしまいます。
   すると、例えば厳格なじっちゃまがいる家庭で、そのじっちゃまが「ワシは昔から
   自民党の●●先生には世話になっている。皆も●●先生に投票しろよ」と
   口を酸っぱくして言ってるケースを想定しましょう。

   この場合、もしその家の子・ヨメ・孫とかが、「でも民主党もいいな・・・」と
   思って、実際投票するのが民主党だったとしても、電話調査では、じっちゃまの
   耳に入るのを恐れて「自民党の●●先生に投票します」と回答するでしょう。

   つまり「心情左翼」の票はここでは顕在化しません。

世論調査にはこのような罠があります。鵜呑みにはできません。

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