政治ブレーク（４０-２）拉致被害者子供の人権は？

政治ブレーク（４０-２）拉致被害者子供の人権は？

（２００４年５月投稿）

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日本人でないジェンキンス氏の身柄を決定する権限は日本政府にはない　投稿者：スルッとＫＡＮＴＯ 　投稿日： 5月16日(日)14時10分23秒

小泉氏が北朝鮮に行くようであるが。

最大のポイントは「脱走兵」ジェンキンス氏問題であろう。
http://www1.cts.ne.jp/~fleet7/Study/Study073.html
には、「脱走兵に対する処罰は、法体系として当然のことであり、
それを日本が政府としてアメリカに申し入れるのは、戦争法も知らない
平和ボケ国家の内政干渉である」としている。

これも真実であろう。

そこまでして、ジェンキンス氏を「来日」させる必要がどこにあるというのか？
本人が北から出国したくない、というのは、おそらく事実だろう。
本人の意向に反してまで、日本人国籍でもない人間の身柄を決定する権限が、
なぜ日本政府にあるのか、理解に苦しむ

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ジェンキンス氏　投稿者：あじあ号 　投稿日： 5月17日(月)00時55分9秒

そりゃ、作戦中に逃亡した軍人は処罰されますよ。平和ぼけしてても、それ位日本政府
はわかっていますけどね。まあ、それでは奥さんが可哀想だということで、法を曲げて
くれと言っているわけでして。

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家族会の身勝手さ　投稿者：スルッとＫＡＮＴＯ 　投稿日： 5月23日(日)02時26分35秒

小泉が５人を連れて帰ってきた。
家族会は、
「不明者の１０人を連れてこずに」
「ジェンキンス氏家族を連れてこずに」
「人道支援をした」
ことを強く非難する。

小生に言わせれば、拉致被害者の子供を日本に
連れてくること自体、大成果と思う。
（というより、日本語もわからない子供を無理やり日本に
連れてくる方が逆に問題と思う。
北朝鮮の国籍法を知らないが、北朝鮮で出生した子供は、
日本と北朝鮮の２重国籍になるのではないか？
田中真紀子氏は「日本国籍はない」と発言しており、これは
間違いだが、逆に北朝鮮が出生地主義の場合、
北朝鮮国籍もあることになる。

拉致被害者は本来「日本に一時帰国」したハズなのに、
「日本側がだまして」、永住させてしまっている。
よく北朝鮮が怒りもせず、逆に子供を差し出した、と感心
するのだが、家族会の評価は違うらしい。

まあ１００歩譲って
「不明者の１０人を連れてこずに人道支援をした」
ことを理解するとして、
「ジェンキンス氏家族を連れてこずに人道支援をした」
ことを非難するのは、全く理解できない。
この問題の本質は日本でも北朝鮮でもなく、アメリカだからである。
北朝鮮側から、逆に「北京で会えば？」という絶妙のボールを
投げられているのに、その点を評価できない家族会、というのは、
かなり感情的になっているのではないか？

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国籍選択　投稿者：スルッとＫＡＮＴＯ 　投稿日： 5月23日(日)02時39分36秒

http://www.irmnet.com/irmj/jwatch/jw040229.htm
のHPでも、拉致の子供は北朝鮮国籍を持っている、と
指摘しています。

この場合、子供に国籍選択をさせる必要があります。
「北朝鮮にいて国籍選択すると、自由意思が表示できない」
のなら、日本で意思表示させてばいいと思いますが。

なんか皆「日本国籍のみ持っていて、北朝鮮国籍なんて持っていない」という
前提で行動しているのは、何故？

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はてなダイアリーウォッチング　投稿者：スルッとＫＡＮＴＯ 　投稿日： 5月23日(日)03時04分22秒

小生は、大きなニュースがあると、ブログの大手、
http://d.hatena.ne.jp/
「はてなダイアリー」でキーワード検索して、
一般人のそのニュースについてのコメントを収集する。

今回では「拉致」というキーワードで検索した。

※どのブログの規模が大きいのか、良く知らないが、
　Google検索で「はてなダイアリー」にヒットする場合が多いので、
　勝手に「はてなダイアリーが最大手」と決め付けて
　利用している。

今回の拉致関係では、
「拉致関係でTV番組がメチャクチャになり、ドラマの時間が
変更になりウザい」という日記がもっとも多く、次いで
「家族会は素直に５人の帰国を喜んだ方がいいんじゃない？」という
日記も多かった。

そして、拾いモノとしては
http://d.hatena.ne.jp/koichi22/20040522
の
「家族会」「拉致議連」は、「活動自体が自己目的化」しているので、
「素直に小泉訪朝の成果を評価するわけにはいかないのでは」という
解説である。
つまり、
活動することによって「寄付金」が集まってくるので、「強硬派」が
主導権を取ってしまう、ということ。
強硬な意見を言えばいうほど、お金が入るのなら、強硬意見を叫ぼう、と
いうことか。

で、この作者も「家族会」「拉致議連」という組織が一人歩きしていて、
本当の家族の意見が反映されていないのではないか、と懸念している。

この意見が正しいかどうかは皆さんの判断に任せるが、このように
はてなダイアリーで世の中の「世論」を掴む、というのは結構面白い。
六本木ヒルズ事件では、「親の責任」論を唱える日記が多くて驚いた。
「書きなぐり」の２ちゃんねるとは違い、ちゃんとしたカキコになっているので、
ブログで世論を探る、という手法は、世論調査の一手法として有効ではないか？

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はてなダイアリーより　投稿者：スルッとＫＡＮＴＯ 　投稿日： 5月23日(日)09時15分5秒

http://d.hatena.ne.jp/angels_share/20040523
にも、「日本の都合で勝手に「北朝鮮人」である拉致被害者子供を連れてきていいのか？」と
問題提起しています。

以下引用
・・・・・・・・・・・・・・・・
それから、日本に連行されたと言っても過言ではない５人の人生はいったいどうするんだ？
　彼らは北朝鮮ではエリートとして育てられ、実際にも大学などの高等教育機関に
進学・卒業した人間だから北朝鮮にとどまればそれなりの地位にはいけただろう。
　しかし、二十歳近くになって日本語を話せず日本人だとは微塵も思っていなかっただろう
人間を日本に連れてくれば、当然環境の変化が激しすぎて精神的に負担が大きいだろうし、
２１世紀になったとはいえ根強い「国籍」というアイデンティティーを崩壊させるとしか
思えない。しかも北朝鮮人として育てば、おそらくは反日思想を植え付けられている
はずだからなおさらである。
　参議院選挙を自民党に有利に導くために「人権」という名の下、青年の心の中にある
存在意義を危機的状況に追いやったとしか思えない。

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はてなダイアリーより２　投稿者：スルッとＫＡＮＴＯ 　投稿日： 5月23日(日)09時25分38秒

はてなダイアリーでも、家族会に批判的な投稿が多数です。
しかし、この意見がマスコミに登場するか、といえば、
「自主規制」で登場しないでしょう。

↓の予想は、その点は異なると思います。
http://d.hatena.ne.jp/fujisan_plus/20040523
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ありきたりな表現かもしれないけれど、言葉少なに、
『帰ってくるものと思っていたんですが。』と涙でも見せていれば、メディア戦略的には
世論を味方につけることが出来ただろうに、と思った。
これでは、例のイラク人質被害家族がバッシングされたのと同じ展開になるかもしれない。
家族がイラクや北朝鮮で拉致され、少ない情報と進まない国際間交渉でイライラする
気持ちは判る。でも、マスコミの前で、個人の意見を国民全体の意見の代弁者のように
ぶつけちゃいけないんだなぁ、きっと。
個人的な意見を、国民の代表意見のように語ったときに、拒否反応が起こるパターンと
いうか。
イラクのときの、『なぜ人の命が懸かっているのに自衛隊を撤退してくれないのか』
には、あなたの身勝手なお子さんのために、国の方針を動かせということですか？的に
反応し、(イラク派遣はヨクないけど)、
今回の家族会の『金正日に何度だまされるんですか？総理がバカにされることは、
日本人がバカにされているということだ』的な発言は、５人が帰ってきて良かった、
と思った人にとっては、自分もバカにされているように感じられるかもしれませんね。
どちらも当事者や家族は明らかな被害者で、可哀想としか言いようが無いんですが。
それにしても、メディア戦略に長けている人だなぁ、小泉首相。
批判されたときに同じレベルに立って反論しない
自分が責められているところをあえて映像に撮らせる
今回の家族会と首相の会談も、家族会としては非公開で行うべきだったのだ。
拉致された家族が帰ってこないんだから、家族会として怒りはあって当然。
でも、それを撮らせちゃいけなかったんだなぁ。
多分、今後の展開はこういう感じでしょう。
内閣支持率は一旦上がる
家族会の行き過ぎた発言が取上げられる(マスコミはしばらく様子見。世間に
バッシングムードがあると判断すれば急に煽る。ムードが無ければ小泉を叩く)
帰国した子供たちが何食ったとか、どーでもいい情報がワイドショー的に
しばらく垂れ流される
あと、曽我ひとみさんを追い掛け回すんだろうなぁ、きっと。。。
個人的には、今回の会談には一定の成果があったと思う。日本に居て２０年も３０年も
帰せ帰せって言い続けるより、リスク覚悟で少しでも進めたところに意味があると思うし。
少しずつしか進まない問題なんじゃないですかね。

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別のダイアリーにも
「歴代の首相の中で、タブー視せず、拉致問題を積極的に取り上げたのが小泉首相だ。
その彼に対して家族会が批判するのなら、今後誰もこんな割の合わない交渉を行う首相は
出てこなくなるだろう」と家族会を批判していました。

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はてなダイアリー３　投稿者：スルッとＫＡＮＴＯ 　投稿日： 5月23日(日)09時39分5秒

はてなダイアリーでうまい表現がありました。

「今回の小泉訪朝は、４番打者が犠牲フライを打って１点取ったようなもの」
これを「１点取った、エライ」と見るか、
「４番のくせに、ホームランどころか、ヒットすら打てないなんて」と見るか、
見方が分かれる点です。

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ココログの場合　投稿者：スルッとＫＡＮＴＯ 　投稿日： 5月23日(日)10時15分0秒

「はてな」以外のブログも調べて見た。
ニフティーは好きになれないプロバイダーだが（会議室と称して
専門家以外を排除する姿勢がキライ！）、それはともかく大手なので
「ココログ」というニフティーのブログサービスを調べた。

ここの特徴は、ジャンル別に日記を分けていること。
今回であれば「ニュース」もしくは「政治」のジャンルを見ればいいので、
それは便利であるが、逆にキーワード検索機能がないので、どのジャンルに
入るか不明の場合は、不便である。

http://koji-is-going-my.way-nifty.com/kojikoji/2004/05/google__.html
に、「拉致の子供の意向を無視した「はじめに日本行きありき」の論調はオカシイ」
という論説がある。
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１年半程前、拉致被害者の子供たちはどうなるのかという議論をしたことがある。
Google グループ：スレッド表示 "議論の収束とは?"
Google グループ：スレッド表示 "泥棒されたものを泥棒に返そ うとして..."
上記は一部に過ぎず、この前後に何十という記事のやり取りをしているのだが、
全部をまとめて提示することは今や到底無理。各記事の参照元がわからなくて論旨を
取りにくい記事が多くgoogleに代わって皆さんにお詫びしておく。
しかし、議論のエッセンスは上記のスレッドの断片の中にほぼ全て出ていると思う。
この中で、私は「『家族の自由意志』はどうなるのだ？」　と問題提起をした。
そして、北朝鮮の非道を声高に非難しつつ、子供たちは（その意思に関わらず)日本に
「帰国｣するのが当然だと言い切り、まるで子供たちの人生というものをおもんぱかっている
形跡がないことの度し難い矛盾を指摘した。
読み返してみて痛感するが、この矛盾をめぐる議論は今もって全く深まっていない。
残念なことだ。子供たちが日本にやってくることがこんな形で実現するとは
（つまり北朝鮮が首をタテにふるとは）予想外であったが、それはともかく私の危惧は
今のところ悪い形で現実化しつつある。

子供たちは１６歳から２２歳ぐらいか。微妙な年齢層である。日本語は簡単な文章の
読み書きができる程度らしい。何か皆、彼らはこれで日本でずっと暮らすのが当然だ
見たいに思っているらしいが、本当にそうなるのか?　子供たちが向こうに残してきたで
あろう学業や人間関係を根こそぎ有無を言わせず消滅させて、それでいいのか？　
彼ら自身の肉声はどうなっているのか?　
今後の報道に注目せねばならない。その際、マスコミ各社がどういう用語を使うかは
監視しておく必要がある。

注目ポイント１
ジェンキンス氏とその娘たちが日本に来る可能性があるとして、それをどう表現するか?
まさか「帰国｣とは言わないだろうな。
注目ポイント２
子供たちが何か「期待に反する｣コメントを発したとして、それをどう解説するか。
まさか「洗脳｣などとはいわないだろうな。

このチェックに引っ掛かるマスコミは一切信用できない。
一応解説しておくが、洗脳というのは、被洗脳者が確立させていた考え方･主義・主張などを
強制的に無効化して他のモノに置き換えてしまう営みのことをいう。
はじめから北朝鮮人として自我を確立させた彼らが「北朝鮮的な｣言葉を発したとしても
それは洗脳の結果ではありえない。

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ココログその２　投稿者：スルッとＫＡＮＴＯ 　投稿日： 5月23日(日)10時23分59秒

http://papa.air-nifty.com/neboke/2004/05/no.html

長文引用はやめておくが、ポイントは２点。
１．金正日に２回も会談した西側の指導者は小泉氏しかいない。
　　（１回だけなら、金大中氏がいる。他は１人もいない）
　　この点を家族会は評価してはいかがか？

２．社民党・共産党は、今回の訪朝を一定の評価をしている。
　　それに対して、民主党は「批判のための批判」に終始している。
　　「岡田代表が訪朝して、これだけの成果を挙げられることができるのか？」

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小泉訪朝は予想された十分の成果をあげたと思う　投稿者：あじあ号 　投稿日： 5月23日(日)12時04分1秒

スルッと関東氏の意見にほぼ賛同

子どもさんの扱い
国籍論は別として、２０歳近くまで育った人を日本に連れてくるのが良いかは議論が
分かれるが、まあ一度自由な意思が表明できる日本に連れてくるのが良いのでは。

ジェンキンスさん
ジェンキンスさんは、本人が来日を断っていて、第３国で家族と会えるように
すると北朝鮮が言っているのだから、北朝鮮は最善の配慮をしたとしか言えない。

課題：
問題は、死亡とされた１０名の方なのですが、これはどうすれば「解決」になるのだ
ろうか？報告書がいい加減だという批判があり、その辺は私には判断しかねるが、
再度調査するということしか、しようがないではないか。日朝合同の調査が嫌で、
日本単独でといっても、本当にそれを行おうとしたら、日本の警察が北朝鮮の家屋内
に入って家宅捜査したり、証人から調書とったりすることになるのではないか。
そんなの、今の北朝鮮政府が倒れて外国軍が占領でもしない限り無理ではないか。
日本で行方不明になった外国人がいたとして、外国の警察が、日本政府の了解も得ず
捜査活動をするようなものではないか。
もちろん、１０人の方の家族の気持ちからは、もっと調査できないのかというのは
判るので、その感情への配慮は必要だし、正面切って本人達に文句言う勇気はないが、
小泉首相のやったことは、冷静に高く評価すべきだと思いますよ。

このような解決が極めて困難な問題について、担当者が完全な解決をしないからと
批判しては、合理的な政治家は、誰もそれに手出しをしなくなってしまいます。
拉致問題なんてほっておいて忘れてもらおうということになるでしょう。

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拉致被害者の「孫」がいたらどうする？　投稿者：スルッとＫＡＮＴＯ 　投稿日： 5月23日(日)13時56分18秒

拉致被害者の子供だが、既に成人前後である。
ということは、恋の１つや２つ、しているかもしれない。

ということは、日本政府・世論が「本人のため」と称してムリヤリ日本へ連れてくることは、
「別離カップルを新たに作る」ことになりかねない。
日本政府にとっては「若いモンの恋愛感情など、どうでもいい」のかも知れないが、
当人達にとっては深刻だ。

単にカップルなだまだいい。
話がややこしくなるのは、拉致被害者の子供に子供がいる、もしくは妊娠している、という
ような場合。
もしこういう場合、拉致被害者の孫に当たるのだが、こういう場合でも
「孫を日本に連れて帰るのが当然」なのか？

今後、「不明者１０名」の再調査がなされる。
再調査には時間がかかるため、「不明者１０名」の拉致被害者の子供が結婚・出産している、という
事態に発展する可能性は充分ありうる。

不明者１０名の中には、北朝鮮人を結婚している人もいるかもしれない。
その場合、「子供」には日本人の血は２分の１しか流れていない。
その子供が一般の北朝鮮人と結婚していた場合、「孫」には日本人の血が４分の１しか
流れていない。
こういうケースでも「日本へ帰国」させなければならないのか？
どうみてもこの場合、孫の母国は北朝鮮になる。

一体どの範囲の血縁者について日本に引き渡すべきで、どの範囲以外はそのまま北朝鮮に
留まってもいいのか、その辺の整理をした方がいいのではないか？
このままでは「年金未納ドミノ」と同じで、孫も、ひ孫も、となってしまう。

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拉致被害者の子や孫の住所決定権者　投稿者：あじあ号 　投稿日： 5月23日(日)14時20分12秒

日本民法を適用すれば、未成年者の住所は親が決めるわけですが、孫などが外国籍
との２重国籍だった場合、両国のどちらの民法が適用されるかは、国際私法という
学問分野で議論されます。普通（例えば日米間とか）だったら、あとは、裁判所の
判断で・・となる訳ですが、何分、あの将軍様の国がらみの話ですからねえ。
あと、非承認国の民法とかを日本の裁判所は認めるのかな？

余談ですが、北大法学部教授が、ペルーフジモリ大統領は日本国籍を有する（だから
犯人引き渡しの対象にならない）という主張は正しいと言わざるを得ないと論文を
書いていました。私もそれを読む限りそういうものだろうなあと思いました。

http://www2.ocn.ne.jp/~saini/abc/f0208.htm

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国民は冷静に見ている　投稿者：スルッとＫＡＮＴＯ 　投稿日： 5月23日(日)22時20分25秒

朝日の世論調査では、
訪朝を評価する人が６７％
拉致問題に進展があった、と見る人が５６％
とのこと。

家族会の「最悪の結果」というコメントに反して、国民は冷静に
評価を下しているようである。
これには「反小泉」「家族会支持」で論陣を張ろうとした
マスコミも拍子抜けではないか？

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re:国民は冷静に見ている　　投稿者：あじあ号 　投稿日： 5月24日(月)01時36分59秒

同感です。今の状況下では、北朝鮮のやったことはできることを全部やったという
感じです。これ以上望むのなら、外交交渉で文句をいうのではなく、戦争をするしか
ないと思いますがねえ。

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Re: 国民は冷静に見ている　投稿者：くろだ 　投稿日： 5月24日(月)19時22分19秒

> 家族会の「最悪の結果」というコメントに反して、国民は冷静に
> 評価を下しているようである。

スルッとＫＡＮＴＯさん、マスコミの印象操作に騙されてますよ。
家族会・横田滋さんのコメントは「予想した範囲の『最悪の結果』」、
言いかえれば、最低限とはいえ効果は得られたと言ってるんです。

http://www.asahi.com/national/update/0522/015.html

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閾値　投稿者：くろだ 　投稿日： 5月24日(月)19時27分20秒

> 一体どの範囲の血縁者について日本に引き渡すべきで、どの範囲以外はそのまま北朝鮮に
> 留まってもいいのか、その辺の整理をした方がいいのではないか？

今回キム・ヘギョンさんが「帰国」しなかったところからすると、
「範囲」は拉致被害者本人と、被害者本人が要望した親族・姻族までなのでは？

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ネットの拾い物　投稿者：スルッとＫＡＮＴＯ 　投稿日： 5月25日(火)22時57分48秒

真偽の程は知りません。

http://d.hatena.ne.jp/kaimondake/20040525

　さて、蓮池・地村夫妻の家族は全員無事帰国できたわけだが、ここで
言いにくいことだが、もっとも本質的な問題の一つを提起しておきたい。
　つまり、蓮池・地村夫妻の家族だけが、なぜ、帰国できたのか、とい
う問題だ。いや、なぜ、多くの拉致日本人が確認されている中で、この
夫婦と曽我さんだけが「帰国組」にはいれたのか。彼らの当初の「帰国
目的」は何だったのか、という問題だ。蓮池薫氏は、まだ日本の警察の
事情聴取も拒否しているらしい。それにしても政府は、なぜ、蓮池氏ら
への事情聴取、情報収集に早急に踏み切らないのか。
　蓮池薫氏らが飛行機のタラップから降りてきた時の光景を思い出して
もらいたい。われわれはすでにこの問題の本質を忘れようとしているが、
蓮池・地村夫妻は（曽我さんも含めて）単なる被害者ではない。
　蓮池・地村夫妻は北朝鮮が、拉致日本人の「一時帰国」という名称の
元に日本に送り込んだ「日本人工作員」だったのではないのか。その帰
国組のリーダー格が「蓮池薫」氏であったことは誰でも知っていること
だろう。彼らはどういう「使命」と「役割」を北朝鮮政府から託され、
そしてどういう条件の元に帰国を許可されたのか。
　小生には、彼らの帰国は「日本人妻帰国」の光景と重なって見える。
帰国した日本人妻は普通の日本人妻ではなかった。彼らは北朝鮮政府の
忠実な「宣伝工作員」としての役割と任務を担って日本に入国・帰国し、
そしてその証拠に日本の経済的な繁栄などには目もくれずに意気揚々と
北朝鮮へ帰っていった。彼女たちの役割は何だったのだろうか。
　蓮池・地村夫妻の担わされていた役割と日本人妻の担わされていた役
割は別物だっただろうか。そんなはずはない。
■蓮池・地村夫妻は単なる「被害者」ではないだろう？
　ここに不思議な事実がある。蓮池・地村夫妻が、記者会見で、曽我さ
んを含む帰国三家族のことしか話さないことだ。死亡や行方不明と伝え
られる拉致日本人についてほとんど言及しようとしない。何故なのか。
たとえ社交辞令だったとしても、一言ぐらいは言及するのが当然であり、
日本人としてそれが自然だろう。しかし蓮池・地村夫妻は奇妙なことに
「被害者」役を演じるだけで他の拉致日本人やその家族については一言
も触れようとしない。
　たとえば、「我々家族は子供も含めて無事帰国できましたが、まだ死
亡した人や行方不明の拉致日本人とその家族が残されています。ここで
我々だけが喜んでいるわけにはいきません。」と、なぜ、言わないのか。
いや、なぜ、言えないのか。なぜ、彼らは、他の拉致日本人の動向につ
いては全員が口を噤むのか。彼らの中には、「横田めぐみ」さんと同居
した経験のある人や、親しく家族ぐるみで交際していた人もいるという
のに、である。
　日朝政府合作の猿芝居の主役は蓮池・地村夫妻なのだ。この夫妻が、
拉致された日本人の「悲劇の家族」というメロドラマを演じている限り、
この問題の解明は進まないだろう。彼らが、北朝鮮で長い間、「日本語
教師」だったというならば、仲間の日本人とその家族がたくさんいたは
ずだろう。今、彼らの脳裏にそういう日本人の姿が浮かばないはずはな
い。
　北朝鮮で生き延びたのは彼らだけだったのか。他の日本人は、いつ、
何処へ消えたのか。知らないはずはなかろう。
　ところで、小泉政権が国民の意思を無視して、どんなに食料支援や経
済支援をしようとも、北朝鮮はそんなに遠くない将来に確実に崩壊・解
体するだろう。その時はじめて拉致問題は解決し、その真実が明らかに
なるだろう。戦後の日本共産党に長い間君臨し続けてきた議長・野坂参
三が、実は仲間の日本人を次々に密告し、虐殺・処刑に荷担していたと
いう暗い過去の事実が、ソ連崩壊後、はじめて明らかになったように。
　拉致被害家族の悲劇という「日・朝政府合作のメロドラマ」が隠蔽し
ようとしいるものは何か。小生が言いたいのは、テロ国家から無事帰国
した日本人を疑え、彼らの政治的過去を洗え、ということだ。
（注・これは月刊誌『自由』6月号掲載原稿の再録です。）

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re:ネットの拾い物　投稿者：あじあ号 　投稿日： 5月26日(水)00時25分20秒

日本で戦争中、米軍の捕虜になったが、日本軍の降伏勧告にいくと騙して日本軍陣地
に戻り、一緒に戦おうと言ったところ、捕虜になった人間のいうことは信用できないと
その場で、自分の手で、自分の死体を埋める穴を掘らされ、首をはねられた少年兵の
話を思い出しました（吉村昭の小説に出てきます。）
では、工作員だったとして、何故、日朝の最初の約束どおりに北朝鮮へ戻らなかった
のでしょうか？
「かも知れない」というのは、議論ではありませんよね。

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蓮池さん　投稿者：くろだ 　投稿日： 5月28日(金)00時46分0秒

最近非公開でいろいろ喋ってるそうで。
結局は人質取られててうかつに話せなかっただけだったんですね。

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re:ネットの拾い物　投稿者：あじあ号 　投稿日： 5月28日(金)01時24分24秒

再度読んでみたが、やっぱり頭に来る論文ですね。
○○である可能性は否定できない。とか、○○だとしても矛盾は生じない。
ということから、○○である。とは言えないわけですが、見事にそのいい加減な
論法を振り回してますね。
さて、北朝鮮に関する最近のアエラその他の雑誌記事を読むと、「北朝鮮政府に近い
人物（消息筋）によると、」というだけを根拠にしている記事が多発しています。
例えば、「朝鮮総連に近い人物によると、金成日は、極秘で○○を考えている。」
とかの記事がありますが、こんな根拠がずさんな記事をよく書けるなあと思います。
日本に置き換えると、「自民党に近い人物によると、小泉総理は、極秘で○○を
考えている。」ということになりますが、自民党員であっても、総理が考えている
ことなんて判るわけがありません。
わからないものは、わからないと書く「勇気」が必要なときもあると思います。

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「世界」という雑誌　投稿者：あじあ号 　投稿日： 5月28日(金)01時29分2秒

岩波書店の世界というやや左翼系の雑誌がある。ただ、その内容のレベルの高さには
定評があるが、拉致が明らかになる２００２年年始に、東大名誉教授が、北朝鮮拉致
疑惑には証拠がないという論文を書いていた。その論文自体は、それなりに説得力が
あるものだった。しかし、拉致判明後、何故拉致を防げなかったのかという政府批判
の論文をこの雑誌は連載した。本当にがっかりというか、頭が空っぽの雑誌だなあと
思った。

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麻生太郎＠福岡のヌシの正論　投稿者：スルッとＫＡＮＴＯ 　投稿日： 5月30日(日)00時52分56秒

単なるウヨ、と思っていたら、たまには正論を吐く。
朝日ＨＰ
http://www.asahi.com/national/update/0529/027.html

麻生太郎・総務大臣は２９日、札幌市内での講演で、北朝鮮による拉致被害者、
曽我ひとみさんの夫ジェンキンス氏を米国が軍から逃亡した罪で訴追しようと
していることに触れ、「（訴追の免除を）アメリカに頼むべきだと言う人がいるが、
『交通違反をし、反省して幸せな生活を送っているから違反をもみ消しくれ』と
代議士に頼むのと、どこが違う」と批判した。
　麻生大臣は「感情論としてはわかるが、それを受け入れれば、敵前逃亡兵が全部、
日本に来る。国際社会では通用しない」と話した。
　「帰りたくないと（ジェンキンス氏）本人が言っている。連れてくれば、
拉致でしょう」とも述べた。

・・・・・・・・・・・・・・・
でも、小泉首相は「Ｉ　guarantee」と言っているので、これって、閣内不一致？

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しつこく、拉致被害者の子供の「幸せ」について　投稿者：スルッとＫＡＮＴＯ 　投稿日： 6月 5日(土)10時41分26秒

しつこく、拉致被害者の子供の「幸せ」について

ブログを見ると、多くの一般人が
「拉致被害者の子供の心情を考えると、
　日本永住が唯一の幸せとは考えられない」と綴っている。

小生指摘の通り、「子供に恋人がいれば、離れ離れになって可哀相」
との指摘のブログも多い。

http://blog.livedoor.jp/yunCA/archives/690633.html
http://atasinti.chu.jp/dad/archives/000358.html
http://motor.days.co.jp/mizunostalk/new/
http://www.melma.com/mag/62/m00055962/a00000048.html
http://le-matin.air-nifty.com/asalog/2004/05/post_54.html
http://bbs1.otd.co.jp/ninja/bbs_reply?reply=4114
http://sai.cside.tv/chat/day/ch200210.html
http://jmm.cogen.co.jp/jmmarchive/r012065.html
http://inet-lab.aist-nara.ac.jp/~keisu-o/egg/
http://www2.odn.ne.jp/~ccq47810/sinnsugobaka.html
http://moyatto.org/~n/diary/
http://www.1point.jp/~journal/log/asanama/1068268360.html

「拉致被害者」「子供」「恋人」のＧｏｏｇｌｅ検索だけで、
これだけヒットする。
検索に引っかからなかったブログで、同意見のものも
数多いのではないか？
特に拉致被害者の子供と同世代の２０代などに、
この意見が根強い。

なぜマスコミには、このような視線の報道がない？
日本への「帰国」が絶対的に善、という思い込みには、
どうにもついて行けない。

考えられるのは、マスコミの幹部層が４０〜５０代で、
世代的に「拉致被害者」の世代だからではないか？
なので、拉致被害者の「子供と一緒に日本に住むのが当然」という
要求を重視し、子供の「恋人と一緒に北朝鮮に住みたい」という
要求は無視するのである。

今回の爆笑ネタはこれ。
http://bbs1.otd.co.jp/ninja/bbs_reply?reply=4114

数年後の新聞報道（創作）
2004/05/24 08:58
昨日の記者会見での、「やはり恋人を置いてきた北朝鮮が恋しい」と
いう拉致被害者の子供の声に対して、×１首相が官邸で「ひとり100億円で
連れ戻してきてやったのにあの態度はなんだ。また自作自演か」と言葉を
荒げていたことが明らかになった。また、メールやファクス等での「スパイ」
「税金泥棒」「帰るなら金返せ」「非国民」「第三国人」といった中傷が絶えず、
家族は電話番号の変更やネット掲示板の閉鎖を余儀なくされている。

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