政治ブレーク89・民主党はブロガーとアフター5ポリティック

政治ブレーク89・民主党はブロガーとアフター5ポリティックスを行え

(なんでも掲示板 05年09月 投稿済)

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アフター5ポリティックス  投稿者: スルッとKANTO  投稿日: 9月21日(水)23時43分0秒

民主党の若手は政策オタクとして知られている。
オタクにマニュフェストを作らせると強い。

しかし、落選した鮫島氏は、
「マニュフェストじゃなくて「マニア」フェストだ」と
嘆いていたらしい。

菅氏も
民主党は国民に文書を出した。
 自民党は国民に語りかけた。
 有権者に働きかけられるのは話し言葉である」
と敗因分析した。

なので、民主党はマニュフェストごっこをしている時間があるのなら、
有権者に語りかけるべきだ。

じゃあ誰が民主党マニュフェストを作るのか?
自民党は官僚や業界団体に作らせた。
民主党は?

無給でボランタリーで各種提言をしているブロガーの投稿を
吸い上げればいい。
ネットはタダで使えるシンクタンクである。

非常に話を単純化したたとえ話。

農業政策の決定方法。
自民党は、事務次官や局長のトップクラスから出てくる政策案を
採用する。

本来、30代の課長補佐辺りが発案した政策なのかもしれないが、
それがトップに上がっていくにつれ、政策案が省内政治により
変質していく。

「こんなハズでは・・」
自民党の政策に失望した若手官僚は、自分が執筆する匿名ブログや、
某スチャラカ不動産社員が主催する「なんでも掲示板」の中で、
本来あるべき政策案を、アフター5にボランタリーで熱く語る。

それを、民主党が吸い上げる。

あるいは不動産関係、都市開発関係では、社長とか会長とかの意見が業界団体を
通して自民党に反映され、ビフォー5ではウダツの上がらない「なんでも掲示板」
主催者(確かするっとナントカ、という名前)の意見は反映されない。

彼はアフター5に自分の掲示板に様々な提案を開陳し、それを民主党が吸い上げる。

つまり、本名では、ビフォー5では提案できない、30歳代40歳代の
様々な改革案、それをアフター5の匿名ブログの世界で開陳してもらい、
民主党が吸い上げる。

そのようなビジネスモデル、もといポリティックモデルを確立すればどうか?

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マニフェストの件  投稿者: 時を娶ろ  投稿日: 9月22日(木)00時57分49秒

> 民主党はマニュフェストごっこをしている時間があるのなら、有権者に語りかけるべきだ。

マニフェストという言葉が人口に膾炙し始めたのは、おととしの党首討論民主党の菅代表が
イギリスでの実物を示しながら、マニフェストを出す気があるかと小泉首相に迫って以降だ。
それまではマニフェストなんて言葉を一般国民は誰も知らなかった。

マニフェストという言葉はそれまでは産業廃棄物処理の世界で盛んに使われていたようだ。
産業廃棄物が排出地点から最終処分地点まで確実に送られていくことを担保するための
移動情報を記録する管理票をマニフェストと呼ぶらしい。
そのマニフェストの電子化策も進められている模様だ。
http://www.env.go.jp/recycle/report/h16-04/

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Re:マニフェスト  投稿者: なかだ  投稿日: 9月22日(木)04時31分23秒

マニフェストという言葉はそれまでは産業廃棄物処理の世界で盛んに使われていたようだ。

産業廃棄物処理に限らず、物流の世界一般で移動履歴管理票をマニフェストといいます。
特にコンテナなどの国際物流。

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Re:マニフェスト  投稿者: くろだ  投稿日: 9月22日(木)07時46分26秒

管理票:manifest(英)
政権公約:manifesto(伊)
ですね。どっちも「明らかにしたもの」から来てるみたいですが。

手元にこないだの選挙の民主党マニフェストがあるんですが、
西村眞悟とかホントにこれに納得して公認受けたんですかね?

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産廃はマ「ニュ」フェストで  投稿者: スルッとKANTO  投稿日: 9月22日(木)08時40分49秒

政権公約はマ「ニ」フェストだったんですね。

混同してたんで、過去の投稿では全てマ「ニュ」フェストと書いていた。
お恥ずかしい・・

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先日のあじあ号氏との対談 続き  投稿者: スルッとKANTO  投稿日:10月 5日(水)08時02分20秒


民主党のアフター5ポリティックスについて

先日の
民主党は30代40代の現場若手の声をアフター5に取り入れて
 政策を作れ」という提言に対し、あじあ号様の反論。
「それぞれの個人は確かに理想的な政策を主張するだろう。
 しかし、例えば厚生労働省のA課長補佐の案に対しては、
 国土交通省のB課長補佐が反対し、農林水産省のC課長の案に対しては
 経済産業省のD係長が反対する、というように収拾がつかなくなる可能性がある。
 なので、下から出てきた政策をトップが調整する政策決定システムには
 それなりの合理性がある。」

確かに一理あるが、トップレベルの調整の際に
「省益を考えて、こう変えてやろう」とか
「自分の私欲(EX:天下り先確保)のために、こう変えてやろう」
というバイアスが入る可能性がある。

勿論、全ての政策にバイアスが加わっている、とは言いませんが、
その可能性は否定できません。

アフター5ポリティックスにおいても、各自様々な提案に対して、
調整・ブラッシュアップする仕組みを考えれば、ひょっとしたら
事務次官等のトップ調整により産まれた政策よりいい政策が出現する可能性はある。

もちろんトップ調整により産まれた政策の方がいい場合もあるでしょう。
(というか、その場合が大多数でないと困る)
その場合はトップ調整による政策を採用すればいいのです。

政策決定調整過程において、トップルートと別のオルターナティブなルートを
確保しておくことは、それなりに意味があります。

面白い話。
ウィキペディア」は、閲覧者が全く自由に記事を書き換えることが出来る、という
参加者の善意によって成り立つ百科事典です。

アメリカでの実験ですが、「ウィキペディア」に「あえて」間違いだらけの劣悪な記事を
作成してアップロードしました。
そうすると、参加者により瞬く間に良質の記事に書き換わったそうです。

あじあ号様は(顕名主義の)ニフティ会議室信奉派で、匿名主義のネットには
あまり信頼を置いていないようですが、小生は基本的にネットの
不特定多数のパワー・善意を信頼します。

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