ネット・パソコンブレーク98・自治体別に質問サイトを設けるのは知

ネット・パソコンブレーク98・自治体別に質問サイトを設けるのは知の集約に反する

(なんでも掲示板 06年12月 投稿済)

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自治体別に質問サイトを設けるのは知の集約に反する 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:12月20日(水)12時59分36秒


三鷹市HPの中で子育てコーナーをNPOが運営しているらしい。

で、この中の「三鷹市内の公園情報」とか「児童館情報」とかは
三鷹市民にとっては密接な情報であり、充分意味がある。

しかし、個人的に首をかしげるのは、「子育て相談」の類のコーナーである。

世の中のHPの中で「子育て相談」のコーナーを設けるな、と言いたいのではない。
それはそれで重要なHPである。

言いたいのは、なぜ「三鷹市」という、全国の人口のうち0.1%としか占めていない
自治体がそれを手がける必要があるのか、ということである。

子育ての悩みは、三鷹市ママも、茨木市ママも、対馬市ママも、あまり大差はない。
であれば、三鷹市ではなく、厚生労働省がそのようなHPを手がけるべきである。
というか、既に手がけているとは思うが。

ウィキペディア的発想に立脚した場合、
自治体が「てんでバラバラに」子育て質問コーナーを設立することは、
「知の集約に反した無駄な行為」である。

例えばAという子供の病気について調べたくても、三鷹市のサイトには載っていない、
土浦市のサイトには載っていない、浜松市のサイトには載っていない・・・を繰り返して
やっと54件目の島本町のサイトで見つける、なんてことも考えられる。
サイトをいちいち巡回しなくて済むようにGoogle先生があるのかも
しれないが、万能ではない。

三鷹市の子育てサイトのQ&Aの10件、秋田市の子育てサイトのQ&A13件、
岐阜市の子育てサイトのQ&A14件・・・と「散在」させるより、
厚生労働省のサイトのQ&A1,000件として、サイト内検索エンジン
拡充させる方が、はるかにママにとって「使い勝手がいい」

これは子育てに限らない。
例えば成年後見制度のアドバイスHPとか、振込詐欺に注意しましょう的HPとか、
現状では自治体毎に作成しているが、これも所轄官庁が一元的にHP作成した方が、
「知の集約効果」が現れて、利用者にとって望ましいハズである。



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集約した方が 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:12月20日(水)13時09分42秒


利用者にもわかりやすいだけではなく、運営側にもメリットがある。
自治体のHP担当者が、「架空請求詐欺にご注意」的HPを作るのに
1時間かかったとすれば、全国で延べ
3,000自治体×1時間=3,000時間が費やされることになる。

で、内容は1時間程度でできてしまうような底の浅いHPである。

であれば、法務省が一括して延べ100時間かけて作成すれば、
「公務員全体の作成時間が3,000時間⇒100時間と大幅削減でき、
 (その分他の仕事ができるOr公務員を減らせる)
 内容も100倍濃いHPができる」

個人の趣味HPも似たようなHPが乱立しているが、あれは個人の趣味だから
目くじら立てることはない。
公的機関が似たようなHPを乱立させるのは、「ムダ」と捉えなければならない。



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続き 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:12月21日(木)08時25分45秒



子育て質問HPは厚生労働省が集約して作成すべき、と書いたが、前言撤回。

厚生労働省が音頭を取って、各自治体の子育て担当公務員も追加カキコできる
「専門家ウィキ」方式のHPにする方がいい。
自治体担当者のノウハウを厚生労働省HPにフィードバックさせないのは「勿体無い」)

厚生労働省の担当が延べ100時間を掛けて作成し、各自治体の担当者が1人当たり
10分間修正加筆する。
これだけでもすごい深みのあるHPになる。

閲覧は当然だれでも自由。
加筆訂正は加筆用IDを有した専門家のみが行なえる。
厚生労働省の担当者、自治体の子育て担当者、幼稚園教諭、保育園保育士、大学の幼児学専門家に
加筆用IDを与える。

この方式で例えば「振込詐欺対策HP」を考えれば、
警察・法務省自治体の振込詐欺担当者・弁護士・金融機関担当者・消費者問題NGO
加筆用IDを配布して、彼らで共通の「振込詐欺対策告知ウィキ」を作らせればいい。