鉄コの部屋 (30)都市と海峡におけるロープウェイの活用

(「なんでも掲示板」 00年12月投稿済)


ロープウェイ、というのは、大人の常識としては、「観光地の山にあるもの」という
ものです。
しかし、高層ビルが多い都会なら、ロープウェイも活用できるかもしれません。
ロープウェイの利点は、さほど建築コストがかからないこと、地上の用地の
買収が不要なことです。(空中権の買収は必要でしょうが)

ならば、よく観光スポットになるようなビルの屋上へ直行するロープウェイが、
あってもいいのです。
例えば、桜木町駅からランドマークタワー展望台へのロープウェイ、
恵比寿駅から恵比寿ガーデンプレース展望台へのロープウェイ、大阪駅から
新梅田シティ空中庭園へのロープウェイ・・・

もちろん、観光使用だけではなく、ビルに通勤するビジネスマンの「足」として設置しても
いいのです。
大阪駅にはアクティ大阪、という駅ビルがありますが、この27階から、大阪駅前第3ビルの
33階や、最近できた安田生命ビル30階へ、通勤用ロープウェイを作ってもいいのです。

いかがでしょう?

あと、個人的には、川の上とかにロープウェイを通せば、景観にも優しいと思います。
現代の「渡し舟」です。
候補としては、京阪橋本〜阪急大山崎・JR山崎間。
淀川の右岸と左岸を結ぶ交通機関は少ないので、結構需要はあります。
※右岸側に阪急とJRが集まっているところがミソです。
で、三川合流地帯で景観もいいのですが、その景観も守れます。

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ロープウェイ再考 投稿者:スルッとKANTO  投稿日: 7月 9日(水)22時31分55秒

ふと思ったのだが、ロープウェイって、サイズを大きくして頑丈に作れば、
普通乗用車程度は輸送できるのではないか?

ならば、まだ橋が架橋されていない離島に向けて、橋の架橋に代えてロープウェイを建設し、
車両もロープウェイで輸送すれば、架橋費より安上がりで済むのではないか?

でも架橋と違って維持の人件費が嵩むのかな?


あといくつかの疑問
?支柱間の距離はどれだけ広げることができるか?
 それこそ、3キロとか5キロの設定は可能か?
 (現時点の日本最大は香川県雲辺寺ロープウェイの1,882m)
?通常のロープウェイは2台の交互運行だが、2台を超える台数の運行は可能か?
?強風にどれだけロープウェイは耐えることができるか?
?上記の雲辺寺ロープウェイは時速36キロと高速走行しているが、
 更に速くすることはできないか?


で、一体何を考えているのか、というと、それこそ本土から数十キロ離れている離島で、
「架橋」など夢物語の島に向けて、
「5キロ毎に支柱を立てることで」
「高速で」
「複数台運行できて」
「多少の強風にも安定走行できて」
「トラックの積載も可能な」
ロープウェイを通すことができないか、ということです。
具体的には、利尻・礼文・天売・焼尻・奥尻・飛島・粟島・佐渡隠岐・見島・
壱岐対馬・五島・甑島屋久島・種子島伊豆大島などへロープウェイを通す、と
いうことです。

ロープウェイ、というのは、日本の交通体系では、観光用の傍流の交通機関とみなされ、
キチンとした技術開発がなされてなかったのかもしれません。
技術の粋を集めれば、このような離島用ロープウェイも夢物語でなくなるかもしれません。

#ただ、従来のフェリー輸送にくらべると、コスト的には「?」かもしれませんが・・・

夢物語かもしれませんが、可能かどうか、研究をしてみては、と無責任ながら思います。 

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ロープウェイとゴンドラ 投稿者:まる  投稿日: 7月10日(木)13時08分39秒

区別されずに使われてますが、

ロープウェイは
支索(上側の太いロープ、レールの役割のみで牽引するのには使わない)と
えい索(下側の細めのロープ、牽引するのに使用する)の2つを使うもののようです。

ゴンドラはスキー場にあるように
支索、えい索を兼ねた一本のロープで支えつつ牽引してます。

で、世界最長のゴンドラはオーストラリアのスカイレール片道7.5kmらしい。
最近出来た苗場・かぐら間の片道5.5kmのゴンドラは世界最長と大々的に
宣伝しているが大嘘である。

ゴンドラのロープや、ロープウェイのえい索は、一本のロープで長いループを
作らないといけないわけで、法律で許されるつなぎ目は1箇所だけだとか。
この技術はそれなりに大変なようである。
ロープは使っているうちに伸びてくるので取り替えたり、縮めたりとメンテナンスが
大変なようで。長くすると伸びも大きくなるしメンテナンスが大変なようです。

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訂正など 投稿者:まる  投稿日: 7月10日(木)17時50分26秒

興味があったので色々取材してしまいました。
下に書いた、

>>で、世界最長のゴンドラはオーストラリアのスカイレール片道7.5kmらしい。
>>最近出来た苗場・かぐら間の片道5.5kmのゴンドラは世界最長と大々的に
>>宣伝しているが大嘘である。

は撤回します。スカイレールは途中で2回乗り換えなければならないそうで、
一本のワイヤーでつながっているわけではないそうです(苗場スキー場担当者より)。

苗場のやつは1本のワイヤーでつながったものとしては世界最長らしい。

で、ロープウェーが長くできなかった理由の一つが、平成9年までは
ワイヤーの接続箇所は1箇所のみと規制されていたので、ワイヤーを完成した状態で
運搬する必要があった。一般国道は100トン以上のものは通れないことに
なっているためにトレーラー、ドラムを差し引いて、1本のワイヤーの重量を
70トンまでに抑えなければならなかったそうです。当然、そのためロープウェーの
距離も制限されるということだったようです。

最近はジョイントを複数作ってよくなったので、いくらでも長いものが作れるとか。

                                                                                                                                                              • -

豊予海峡にどう? 投稿者:スルッとKANTO  投稿日: 7月10日(木)20時36分01秒

まる様、調査どうもです。

>具体的には、利尻・礼文・天売・焼尻・奥尻・飛島・粟島・佐渡隠岐・見島・
壱岐対馬・五島・甑島屋久島・種子島伊豆大島などへロープウェイを通す、と
>いうことです。

冷静に考えてみましたが、もっとも人口が多く、かつ大都市新潟と直結している佐渡への
ロープウェイでも、1日の利用としては2,000名くらいでしょうか?

料金を片道2,000円に設定したとして、1日の売上げ400万円。年間14億円。
・・・恐らく総工費100億円程度に抑えないとペイしないから、無理だ・・・
(乗用車積載可能にしても、年間売上30億円も行かないでしょう・・・)

むしろ、豊予海峡紀淡海峡浦賀水道、伊勢湾口で乗用車用に導入した方がいいのかも。
現行のフェリーは1時間毎です。(所要70分)
佐賀関⇒三崎を片道20分でゴンドラ1つを動かし、10分で乗降させ、また20分で
三崎⇒佐賀関とゴンドラを戻す・・・
こうして1時間毎に運行してはいかがでしょう?
豊予海峡は13.9キロ。時速50キロの超高速が可能なら、20分の所要時間は可能です。

で、ロープを思い切って2本とし、2箇所でゴンドラを吊るようにする。
こうすれば安定性が増し、トラックの複数積載(10台程度)も可能になるでしょう。

それでも建築コストは膨大だろうから、副業として支柱に風車を付け、風力発電所としても
機能させる・・・
それでも無理かなあ?

                                                                                                                                                              • -

ロープウエーで思い出したが 投稿者:晩餐館  投稿日: 7月13日(日)21時55分30秒

ちょっと前にテレビでやってたのだが、渋谷の東急百貨店には戦後の一時期、2店舗をつなぐためのロープウエーがあったんだとか。
これを復活させたら、けっこう面白いと思うのだが。

                                                                                                                                                              • -

発明にはありがちですが 投稿者:まる  投稿日: 7月14日(月)18時56分24秒

>>で、ロープを思い切って2本とし、2箇所でゴンドラを吊るようにする。
>>こうすれば安定性が増し、トラックの複数積載(10台程度)も可能になるでしょう。

もう、あります。
下記参照。複線式とか、ニフテルとか言うんです。

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Kaede/1700/lift/lift5.html

                                                                                                                                                              • -

谷東急のロープウェイ 投稿者:ねまき猫  投稿日: 7月15日(火)23時07分38秒

>晩餐館さん
>ちょっと前にテレビでやってたのだが、渋谷の東急百貨店には戦後の一時期、2店舗をつなぐためのロープウエーがあったんだとか。
>これを復活させたら、けっこう面白いと思うのだが。
私は、あまりテレビ見ないほうなのですが、
たまたま独りで入った焼鳥屋さんで、そのテレビ、流れてて、
音声は、ほとんど聞こえない状態だたけど、字幕で大体はわかって、
あまりの面白さに、食い入って見てました。
フジテレビ系水曜21:00『トリビアの泉』。

>トリビア[trivia] ささいなこと、つまらないこと。
>SF作家アイザック・アシモフ曰く「人間は無用な知識(トリビア)の数が増えることで快感を感じる事ができる唯一の動物である。」

公式HP
http://www.fujiint.co.jp/TRIVIA/
放送内容の詳細な紹介があるHP
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Kouen/7977/prog/trivia/

じつは、渋谷東急のロープウェイの話は、このテレビ見る前にも、
何かの雑学本(?)で読んで、へぇ〜っ、と、思ってて、
そのうちに、ここで、ロープウェイの話で盛り上がってたところに、
このテレビ見たもんですから、
同じ話題や似た話題が続けて出てくるシンクロニシティ具合にも驚き。

http://www.asahi-net.or.jp/~va6t-sby/index.htm

                                                                                                                                                              • -

Re:渋谷東急のロープウェイ 投稿者:なかだ  投稿日: 7月16日(水)11時36分27秒

晩餐館さん
>渋谷の東急百貨店には戦後の一時期、2店舗をつなぐためのロープウエーがあったんだとか。

「2店舗をつなぐための」というと誤解を受けそうですね。現東急本店と東横店との間
にあったかと思われてしまうかも。実際のところ、その後の増築などで現在復活は無理
でしょう。もっとも、高層ビル間をロープウェーでつなぐというのは他にあっても
おもしろそうです。
私が記憶に残っているビルから出るロープウェーは、横浜そごうの途中階から
横浜博覧会会場ゲートまでのロープウェーです。博覧会期間中のみの運行でし
たが、結構おもしろかった。その他、横浜博覧会関連では臨時で撤去するには
おしい乗り物群が結構ありました。

                                                                                                                                                              • -

豊予海峡ロープウェイ案1 投稿者:スルッとKANTO  投稿日: 7月18日(金)22時47分34秒

普通のロープウェイ・・・

1本のロープを輪ゴム状にして、そこに2台ゴンドラを設置し、
一台が山上駅なら、もう一台は山腹駅。
で、ロープを動かし始めると、中間ですれ違う。
(イメージ図)
  _________________
 /                 \
○乗降中                ●乗降中
 \_________________/
山                   山
腹                   上
駅                   駅
     ↓

  ________○________
 /        →        \
                    
 \________●________/
山         ←         山
腹                   上
駅                   駅


このようなロープウェイの場合、ゴンドラを例えば4台
設置してしまうと、中間地点でゴンドラが一旦停止してしまう。
(イメージ図)
  ________◎________
 /        →一旦停止    \
○乗降中                ●乗降中
 \________Φ________/
山         ←一旦停止     山
腹                   上
駅                   駅

なので、このようなロープウェイの場合、ゴンドラの台数は
2台に限られるため、運転間隔は
(ロープ1周の時間+乗降時間)÷2
にまでしか短縮できず、10分毎とか15分毎とかになってしまう。
なので、観光客相手の山岳ロープウェイならともかく、
豊予海峡の本格的自動車輸送にするには役不足となる。

ゴンドラを超大型化し、一度に大型トラック5台が積載できるような
ゴンドラにするしかないのかな・・・と考えていた。
しかしその場合も、おそらく運転間隔は20〜30分に1回程度に限定されてしまい、
非常に不便である。
(現在のフェリーの頻度とさほど変わりない)
それに、そんなに超大型のゴンドラを作れるのかどうか、甚だ疑問。
ということで、豊予海峡の自動車輸送ロープウェイ構想は
小生の中で頓挫したか、に見えた。

                                                                                                                                                              • -

豊予海峡ロープウェイ案2 投稿者:スルッとKANTO  投稿日: 7月18日(金)22時46分52秒

しかし、智恵は出すものである。
信長が武田の騎馬隊を撃退する際、鉄砲隊を何重にも配置し、
第一陣の弾丸込めの合間に、第ニ陣が先頭に出て、間髪おかずに
騎馬隊に銃撃を加えたのである。
「鉄砲隊の弾丸込めの合間に騎馬で切り込む」という武田の作戦は
失敗し、敗走した。

その歴史上の教訓を生かすと、
「ロープを複数にすればいい」のである。

(イメージ図)
  ________◎→_______
 /_________________\
 /                 \
○\_______←Φ________/●
 \_________________/
山                   山
腹                   上
駅                   駅

  _________________
 /________○→_______\
Φ/                 \◎
 \_________________/
 \_______←●________/
山                   山
腹                   上
駅                   駅

こうすれば、4台のゴンドラは途中停車せずに運転ができる。
ロープを5本にすれば10台、10本にすれば20台の運行が可能。

ロープ間の間隔を20cm離したとしても、10本のロープは
幅2mの範囲内に設置できる。つまり、1本の支柱で片道10本、
往復20本のロープを支えることは可能だろう。
こうなれば豊予海峡で2〜3分毎に自動車輸送用ゴンドラで輸送する、と
いうことは可能である。
ゴンドラの大きさも無理に大きくする必要はない。1〜2台は大型トラック用が
1台搭載可能な大型ゴンドラにしても、他は普通乗用車用のゴンドラで充分である。
(その分、大型トラックは最大10分程度待ってもらうことになるが)

ゴンドラには自動車が自走して乗り込むものとする。そのためには、
ゴンドラ車体に、ゴンドラと地面との間の「渡し板」(相当強度が必要だが)
を内蔵させ、乗降時に「渡し板」が地面に接地する、という構造が
いいのではないか?

2〜3分毎、とダイヤを定めて運行するのもいいが、いっそのこと
「利用者が来たからゴンドラを動かす」というオンデマンド運行も
可能であろう。
(もっとも、三崎→佐賀関に利用者がいて、佐賀関→三崎に利用者が
いない場合でも、2台のゴンドラを動かし、佐賀関→三崎は空の
ゴンドラを空気輸送するハメになるが)

                                                                                                                                                              • -

豊予海峡ロープウェイ案3 投稿者:スルッとKANTO  投稿日: 7月18日(金)22時45分53秒

ゴンドラの乗降場を上から見ると、こうなる。(3本のロープウェイの場合)
   ________ 
  / ________
 / /  ________         
/ /  /
◎〜●〜○
\ \  \_______
 \ \_______
  \_______

「〜」のスペースは10mは空けるものとする。
つまり、海上ではロープは20cm同士と相互に近接させるが、
乗降場では充分に間隔を開けるものとする。、
こうしておくと、○や●のゴンドラを休止させたまま◎を動かすとか、自由自在である。
(乗降場のスペースを広く取る必要があるが)

それでも、海上に支柱を建設するのは莫大な費用がかかる。
豊予海峡の水深は深いそうだから、尚更である。
なので、海底に基礎を入れる支柱ではなく、
「支柱のある船を浮かべる」、つまり海上フロート方式を
導入してはどうか?
それでも費用はかかるので、この海上フロートは、
「塔」の部分に風力発電装置を、
「船腹」の部分に波力発電装置を、
「船底」の部分に潮力発電装置を、
それぞれ取り付けた「エネルギー船」として、
副業で稼いでもらってはどうか?

                                                                                                                                                              • -

続ロープウェイ 投稿者:スルッとKANTO  投稿日: 7月18日(金)23時27分16秒

まる様紹介のフニテル(ニフテルではなくフニテル)ってのは、輪ゴムを
ぐるぐる回す方式なんでしょうか?
紹介されている写真を見ると、4台のゴンドラがありますね。

そうすると、ロープが回りつづけても、ゴンドラが停車駅でちゃんと
停止するような、特殊な工夫があるのでしょうか?
どうもその仕組みがわからん・・・

愛知博の会場で本格的なロープウェイ輸送があるようですね。
しかし、それ以外では、本格的な輸送にロープウェイが使われているのは
あまりない。
(広島にスカイレールというのがありますが、支柱間隔が20〜30mと短いので、
 ロープウェイとは言いがたい)

http://www.netwave.or.jp/~stone/otakutabi/990111sr/990111sr.html
を見ると、ロープウェイって、停車場出発・到着時はホーム下の「タイヤ」で
加減速するのですか?本当かな?

どうも、「トリビアの泉」で紹介されてしまうこと自体、ロープウェイは
「マイナー」な、「キワモノ」の評価しかされていない、という気が・・・

都市型ロープウェイの適地を探しているのですが、ターミナル駅超高層ビル、という
ケース以外には、どうも思いつかない。
(この場合、本格通勤輸送というより、観覧車気分の観光客相手、という気もする)
まあ、新梅田シティ、横浜ランドマーク、恵比寿ガーデンプレース、あるいは
サンシャインシティにはいいかも。
(東京の)丸ビルにはチョット・・・ 東京駅の赤レンガの景観を壊すしなあ・・・
大阪の丸ビルだといいかも。

新宿の場合、どのビルに向けてロープ張ればいいか、目移りしてワカラン。
大阪京橋なら京橋駅〜ツイン21か?

という感じで、超高層ビル向けはともかく、都市間輸送としては、ど〜なんでしょ?

唯一、京阪橋本〜阪急大山崎・JR山崎間が、
1.人口が比較的多い。
2.都心(大阪・京都)へ直結する鉄道はあるが、
  横断鉄道が存在しない。のみならず、横断道路もない。
3.距離が比較的短い
という点で、最適なんですが。
(ここで駄目なら、他の場所皆ダメ)

あと、観光客向けに、鹿児島市内〜桜島なんてあったら面白いかな?

                                                                                                                                                              • -

(無題) 投稿者:スルッとKANTO  投稿日: 7月18日(金)23時37分33秒

↑橋本〜大山崎間が最適である一番の理由は、
「4.淀川(木津川・宇治川桂川の3川合流地点)の上なので、用地買収が殆ど不要」
という点ですね。これに尽きます。

地上を通らなくても、上空通過の場合空中権を主張されてしまうので、過密の都会では
難しい訳です。

                                                                                                                                                              • -

管理人殿は 投稿者:まる  投稿日: 7月19日(土)01時09分30秒

スキー場でゴンドラやリフトに乗った経験がないのでしょうか。
乗り場付近になると減速して人が乗り込める速度になります。
乗り場を出るとスルスルスルと加速して、速くなります。

で、一本のワイヤーでつながっている複数のゴンドラが、なんで
駅間では速く、乗り場付近でゆっくりなのかという問題ですが。

ゴンドラはずっとワイヤーに固定されているので、乗り場で
ワイヤーから外れたりはしません。乗り場付近ではゴンドラは
上部をゆっくり動く器具にガチッと固定されます。ゴンドラを
ゆっくり動かすとワイヤーは高速で動いているので、工夫がなければ
その後ろでたるむことになりますし、前の方ではワイヤーが
引っ張られて切れてしまうことになります(ここわかりますよね)。
そんなことがないように、ゴンドラ上部でワイヤーをジグザグに蛇行させる
(遠回りさせる)ようになってます。

乗り場付近で時速1km、駅間で時速30kmなら、乗り場では
1mの直線距離を30mのワイヤがジグザグしながらすすんでいる
ことになります。

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箱根ロープウェイ 投稿者:diggy  投稿日: 7月19日(土)02時53分57秒

箱根ロープウェイの公式サイトによると,フニテルのゴンドラ数は19輌だそうです。
なお,フニテルではない旧式のロープウェイ区間では,53輌のゴンドラがあるそうです。
http://www.hakoneropeway.co.jp/zukan/main7.html

ところで,「ゴンドラ」と「ロープウェイ」の違いって何なんでしょう?

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ロープウェイとゴンドラの違い 投稿者:まる  投稿日: 7月19日(土)09時02分46秒

20個くらい下に書いたのですが、再録すると

ロープウェイは
支索(上側の太いロープ、レールの役割のみで牽引するのには使わない)と
えい索(下側の細めのロープ、牽引するのに使用する)の2つを使うもののようです。

ゴンドラはスキー場にあるように
支索、えい索を兼ねた一本のロープで支えつつ牽引してます。


ちなみに渋谷の東急屋上のロープウェーも何ヶ月か前に私がここで話題に
して、写真もリンクしたような記憶があるのですが。

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Re: ロープウェイとゴンドラの違い 投稿者:diggy  投稿日: 7月19日(土)13時39分07秒

>まる様
既にロープウェイとゴンドラの違いを書かれていたんですね。
すいません。見落としていました。

この定義に当てはめると、箱根ロープウェイのフニテルは、正確にはロープウェイではなく、
ゴンドラということになるのかもしれません。(見たところ、えい索が見当たらないので。)
ロープが2本あるのでロープウェイであるとも言えるかもしれませんが。

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(無題) 投稿者:スルッとKANTO  投稿日: 7月19日(土)17時18分18秒

まる様へ、レスどうもです。
たしかにリフトとかは減速しながらも動いてますね。

人が乗り込むには時速1キロ程度で動いても構わないのかもしれませんが、
自動車を搭載するには完全停止にしてなければなりませんね。

広島のスカイレールの場合、駅付近はリニア駆動で加速して、ロープを捉えるそうです。
・・・って、「捉える」というのはどういうことなのか?



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横浜にロープウェイ構想 投稿者:なかだ  投稿日: 7月28日(月)08時08分18秒

今朝の朝日新聞横浜版によりますと、横浜市の中心部でロープウェイ構想があるそうです。
私が以前書きましたが、横浜博覧会の時にロープウェイの他にいくつかおもしろい
乗り物があり、その中に廃止貨物線を利用したレトロ列車の運行がありました。
桜木町駅前から赤レンガ倉庫近くを通り、山下公園までだったのですが、今回のロープウェイ
を構想した中心人物はこのレトロ列車のイメージが強く、あんな乗り物がほしい、とのこと
でロープウェイを構想したそうです。ただ、市が景観などで難色を示しているとか。

                                                                                                                                                              • -

Re:横浜にロープウェイ構想 投稿者:なかだ  投稿日: 7月28日(月)15時49分42秒

↑の記事ですが、一応
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news02.asp?kiji=4355
に載っています。時間がたてば消えるでしょうが……
株式会社「横浜ベイサイド・ロープウェイ」という会社まですでにあるんですねえ。

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ミニ鉄コ 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:10月10日(火)21時09分6秒


1.ケーブルカー・ロープウェイの新設

  昨日高尾山に行って思ったこと。
  国内のケーブルカーやロープウェイの類は、戦前〜昭和40年代に
  完成したのが殆どである。

  逆に言えば、石油ショック後〜平成にかけて、
  ケーブルカー・ロープウェイは殆ど新設されていない。

  戦前に「山上神社仏閣への参拝手段としての」ケーブルカー等が出来、
  戦後高度成長期に「1億総レジャー化の対象手段としての近場の山の
  ケーブルカーが出来た」という構図である。

  その後ハイキング人口が横ばいになったため、新規に採算が取れる山が
  なくなったということだろう。

  ・・・しかし、何かさびしい気がする。

  中高年を中心に登山ブームが来ている、という話もあるので、
  どこかでケーブルカー等を新設できないものだろうか?

  例えば大阪・京都府境の天王山などは、三川合流地点に面して
  景色がいいし、アサヒビール系の美術館とかも途中になるので、
  ケーブルカー等を新設しても面白いと思うのだが。





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帰ってきた海上ロープウェイ 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2007年11月 7日(水)23時37分27秒
 


http://itaru-m.hp.infoseek.co.jp/tetsuco/30.htm
豊予海峡等で海上ロープウェイの提案を行った。

>それでも、海上に支柱を建設するのは莫大な費用がかかる。
豊予海峡の水深は深いそうだから、尚更である。
>なので、海底に基礎を入れる支柱ではなく、
>「支柱のある船を浮かべる」、つまり海上フロート方式を
>導入してはどうか?

昨日帰りの山手線で思いついた。

何も海上フロートにする必要はない。
空中に巨大なヘリウム気球(または水素気球)をあげておいて、
気球がロープウェイのロープを支えればいいのである。

気球が風でズレたりしないように、海上工作物と係留しておく
必要はあるかもしれないが。

つまり、ロープウェイの重量に対抗できるだけの浮力を有する気球を
上げればいい。
・・・って、直径何十メートルの気球になるのだろうか・・・

 


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飛行船 投稿者:くろだ 投稿日:2007年11月 8日(木)05時28分42秒
 


> つまり、ロープウェイの重量に対抗できるだけの浮力を有する気球を
> 上げればいい。
> ・・・って、直径何十メートルの気球になるのだろうか・・・

ロープがなければ軽くてすみますよ。

 


                                                                                                                                                              • -

都市ロープウェイを本格検証する 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 3月29日(土)15時07分26秒


鉄コ

以前、「ロープウェイは工夫次第で都市部にも導入できる」と
提案したが、

http://itaru-m.hp.infoseek.co.jp/tetsuco/30.htm
もう少し具体的に考える。

ロープウェイの「デメリット」としては、
「2地点間の往復しかできない」ことである。
つまり、A駅〜B駅、という輸送は可能だが、
A駅〜B駅〜C駅という輸送は、基本的にはできない。
(できなくはないのだが、これについては後述)

つまり、通常鉄道やモノレール、新交通のような
「複数地点を結ぶ路線」には不向きである。
又、輸送量もあまり多くない。

一方「メリット」もある。
現在のところは「勾配に強い」ことだけが着目されて、
山岳地帯でしか使用されていないが、
「ゴンドラ毎に乗務員を配置する必要がない」というメリットがある。
つまり、両端駅だけ係員を配置しておけば、ゴンドラ毎に乗務員がいらない訳であり、
工夫次第ではフリークエンシー運転ができる。

つまり「待たずに乗れる」のである。

1つのゴンドラの大きさを最少サイズ、それこそ遊園地の観覧車サイズ
(4人乗り)程度にしてしまえば、現在定員40名のバスが10分毎で
走っているような道路に、「1分毎に定員4人のゴンドラを走行」させても、
輸送力過剰にはならない。

観覧車サイズにする、ということは、重量も軽くて済む、ということであり、
支える支柱も、それこそ信号や道路看板を支える支柱程度(を多少強化したサイズ)で済む、と
いうことであり、建設費は大幅に圧縮できる。

このような「都市ゴンドラ」を導入する適地としては
★駅から1〜2キロ圏(歩くには少し不便で、しかし大きくは離れていない)に
★大規模住宅団地、又は大規模集客施設が存在している
ケースが考えられる。

全国見渡して、一番適地と思われるのが、芦屋市の芦屋浜シーサイドタウンである。

ここは高級住宅地の山側と違って、SFばりの超高層マンションが林立しているが、
阪神芦屋駅打出駅からやや離れており、アクセスはバスや自転車である。

バスは10分に1本以上の頻度であったと思うが(未調査)、ここに都市型ロープウェイを作って、
阪神芦屋駅との間でピストン運転すれば面白い。
観覧車サイズ、だと立席乗車が難しいからラッシュ時に難あるかもしれないので、
ミニバンサイズのゴンドラを走行させ、ラッシュ時は座席を折りたたむようにする。
閑散期3分毎、ラッシュ時1分毎に運転すればいい。

実は阪神間は結構適地があるのでは、と思われる。
神戸市の東灘区の渦森台とか、灘区の鶴甲団地とか、確かバスが10〜12分毎程度で
あったと思うが、こういうところにロープウェイを作れば、急勾配も制覇でき本来の
性能を発揮できる。

関東では、以前「小田急の丘陵団地は単線懸垂モノレールの適地」と書いたが、
こと団地があるような場合には、シャトルロープウェイの方がふさわしいかもしれない。
向ヶ丘モノレールは、あれはモノレールにしたから失敗したのであり、フリークエンシーな
ロープウェイにすれば、廃止にならずに済んだのでは?

大規模集客施設、で言えば、海浜幕張駅マリンスタジアムの間が離れているので、
ここにロープウェイ・・・と書くと、間違いなくくろだ様からツッコミが入りそうだ。

 

関門海峡ロープウェイ 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 3月29日(土)15時27分29秒


で想定事業費48億円、とのことです。

http://gazone.morrie.biz/kensetu/mirai/kanmon_kaikyoo_ropeway.html

20人が乗車するバスが10分毎に運転しているような道路では、
1日にバスが6本/時×14時間(7時〜21時)=84台、
往復ありますから概数切捨てで往復150台運転。
運賃200円として、しかし定期券利用もあるので、
20人×200円=4,000円⇒定期利用で3,000円の収入が
1往復である。

つまり1日の営業高=3,000円×150台=45万円
年間売上=45万円×概数360日=1.6億円

事業費の元を取るのが売上ベースで30年かかる、ということで、事業的には厳しい。
やはり「バスが5分に1本程度頻発する路線」でないと難しいか?

関門海峡ロープウェイは利用料金1,000円を想定していますが、
都市ロープウェイでは、せいぜい300円が上限ですね。

 


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違うところにツッコミ入れてみる 投稿者:くろだ 投稿日:2008年 3月29日(土)18時47分0秒


> 向ヶ丘モノレールは、あれはモノレールにしたから失敗したのであり、
> フリークエンシーなロープウェイにすれば、廃止にならずに済んだのでは?

いや、あれは特殊で修理する金が出せなかった(日本で唯一残ってたロッキード式)
から廃線になったのであって、フリークエント性は関係ないですよ。
あと、向ヶ丘遊園自体が営業をやめちゃったという理由もあります。

いやまあ、よみうりランドはゴンドラが現役ですけど。
http://www.yomiuriland.co.jp/traffic.html
谷津遊園のVONAも佐倉市内で生き残ってますけど。
http://town.yukarigaoka.jp/yukariline/

 


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れ:いろいろ 投稿者:まる 投稿日:2008年 3月29日(土)20時09分58秒


私は戦前、戦後の地図を見るのが趣味ですが、意外な場所に
ロープウェイのロープが引かれていたりします。そういえば
渋谷の駅前に東急屋上と地上を結ぶロープウェイがあったとか。

ロープウェイは規制されているわけではありませんが、山岳地帯
以外はできるだけ作らないようにしようというような方針でも
あるのではないでしょうか。
景観も悪くなるし。
ロープと緊急用ヘリコプターとの干渉も問題でしょう。

>>結婚や出産で辞職した女性医師の復職プログラムを
>>文部科学省の予算で実施しているそうです

高校教師でさえ、結婚、出産で辞職して、数年間の
ブランクを作った教諭は、講師として再勤務すると
相当、腕が落ちていて、あまりよい人材となっていない
ようです。ブランクで普通のおばちゃんかしてるわけですな。

医師ならなおさらでしょう・・・。どの程度の再教育で現場で
通用する医師になるのやら・・・。それを確認するプログラム
だと思われますが・・・。場合によっては18歳の医学生
教育するほうが効率的かもしれません。

 


                                                                                                                                                              • -

re:関門海峡ロープウェイ 投稿者:e10go 投稿日:2008年 3月30日(日)21時10分21秒


作ってどんな意味があるんかね。関門国道トンネルの人道を使えば、タダで往復できちゃうし。
http://www.oidemase.or.jp/tsuredure/shimonoseki3/jindo.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%A2%E9%96%80%E5%9B%BD%E9%81%93%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB

 


                                                                                                                                                              • -

Re: 関門海峡ロープウェイ 投稿者:くろだ 投稿日:2008年 3月31日(月)07時24分33秒


> 作ってどんな意味があるんかね。

トンネルより景色が良いです。リンク貼ってある
http://gazone.morrie.biz/kensetu/mirai/kanmon_kaikyoo_ropeway.html
に、きっちり
「一方、下関市はこの構想に対して消極的だ。ロープウェイは渡船や道路とは異なり、
 公共性がないと考えている。」
と書いてあります。

箱根ロープウェイも、リフレッシュ工事のときは代行バス走らせてました。
公共性で言えばバスで十分ということがここでも明確に...

 


                                                                                                                                                              • -

関門ロープウェイは 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 3月31日(月)23時04分47秒


まあ「観覧車代わり」な訳でして、高い金払って、
風景を楽しむ。

その考えでいけば、お台場とかに観覧車があるので、
観覧車感覚のロープウェイがあれば、案外受けるかもしれない。

 


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観覧車的交通機関 投稿者:くろだ 投稿日:2008年 3月31日(月)23時37分10秒


ゆりかもめ...

上野動物園のモノレールもそっち系統です。歩いても待って乗っても変わんない。

 


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参考HP
社会システム計画学研究室
http://www.ansaku.co.jp/mnnew6.htm