不動産よもやま話(47)都心の30〜40坪の土地の有効活用法

不動産よもやま話(47)都心の30〜40坪の土地の有効活用法
(なんでも掲示板 07年03月 投稿済)

30〜40坪の土地の有効活用 投稿者:スルッとKANTO 投稿日: 3月25日(日)00時55分55秒

 先日、土地の広告で
 「40坪で5,000万円」のような広告があった。
 (建蔽率=60%、容積率=180%)

 このような土地の場合、
 単独で建物を建てると、家屋面積としては
 容積フルにつかうと72坪が確保できるので充分な広さになるが、
 総額で8,000万円程度してしまう。

 では、2区画に分けると、1区画は土地代2,500万円となるので、
 建物代あわせても、まあ手が届く。

 実際、都内にはそのような建売は多いのだが、さほど広くない土地を
 2区画に割っているので、家が狭苦しくて仕方がない。
 (隣同士で狭苦しく建物が隣接しあう)

 理想論で考えるなら、この土地に1棟の建物を建て、それを
 2区画に仕切って売るのが最も良い。
 要は「プチマンション」である。

 分譲マンションのように敷地権を設定してもいいのだろうが、
 そこまで大げさにしなくてもいいかも。

 例えば、「縦割り」に住宅を配置すれば、A宅もB宅も
 1階=12坪・2階=12坪・3階=12坪となる。

 「横割り」にするなら、
 A宅は1階=18坪、2階=9坪
 B宅は2階=9坪、3階=18坪で、2階に玄関
 のようなイメージになる。
 A宅はささやかながら庭があり、B宅は屋上が使える。

 せせこましく区画を割るよりは、このような「2戸1住宅」が増えた方が
 都市の美観上・防災上も望ましいと思うのだが。

 まあ将来建て替えがうまくできない、というデメリットはありますがね。