教育ブレーク(13)A君に見る「英語学力に必要な能力」

教育ブレーク(13)A君に見る「英語学力に必要な能力」
(なんでも掲示板 01年2月 投稿済)

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以前、「オウムを手伝った男」として登場したA君の高校時代のネタ。

英語の授業で、(  )he is honest, he is poor.
という例文があり、(  )の中に入る言葉をAs,Thoughなどの接続詞から
選択する、という問題がありました。
正解は Though he is honest, he is poor.(彼は正直なのに、貧乏だ)なのですが、
A君は As he is honest, he is poor.(彼は正直が故に、貧乏だ)と回答しました。

(英語研究会に入っているA君は、勿論、ThoughとAsの意味は判り切っています)

これを聞いた英語教師、一言、「まあそういう考えもあるわな・・・」。

小生思うに、英語の試験、というのは単純に語学力を問うていないのじゃないでしょうか?
上記のように、その人の「倫理観」「人生観」を問われる、ということもありますが、
そもそも「この英文はなにを言っているか、100字以内で記せ」という問題の場合、
語学能力のみならず、「現国」(=現代文国語)の能力も問われているのです。

小生、英語(の試験)が苦手だった、というのは、語学能力もですが、現国が苦手だった、という
ことが大きいです。
ですから、例えば理系で現国が苦手な人とかは、たとえ語学能力は長けていても、
T大の英語の試験なんかはあまり点数が取れないんじゃないかな?