暴論 超長期的には、都市計画緑地を23区内の「バス便」の土地へ集

23区の中心部は兎も角、周辺部、例えば世田谷区や練馬区、足立区などでは、
最寄の駅まで徒歩で15分以上、事実上バス便の土地が結構存在する。
そういうところの住民は、
1.不便なバス便を使う。朝や雨の日は遅れて不便
2.自転車で駅に向かう。放置自転車問題になる。
3.自家用車を使う。ただでさえ狭い23区の道路にクルマがあふれる。
というハメになる。

私鉄の路線から離れたところに、それぞれ地下鉄を敷設してもいいのだが、
(例:小田急線と田園都市線の中間を通る地下鉄を作る)膨大な費用がかかる。

一方、23区内の緑地面積は、諸外国に比べても相当少ない。
防災上も、緑地を増やした方が望ましいのは言うまでもない。

で、超高層マンションの普及により、駅から10分圏内を
「重点的」に超高層化していけば、他の土地は粗放利用、つまり「緑地化」しても、
23区内に現状の人口は充分収容できる。

つまり、超長期的(50〜100年先)に、東京の都市構造を次のように
作り変えればいい。

1.JR・私鉄沿線に沿って、超高層マンション群が林立する。
2.JR・私鉄路線から離れたところに、まとまった緑地帯が広がる。

上空から見れば、超高層マンションの帯と、緑地の帯が、交互に
出現することになる。

こうした方が、鉄道インフラを最有効活用できるし、バス利用による
時間損失が最小限に抑えられるので、都市の生産性がアップする。

まあ今スグに利用制限をすれば暴動が起こるだろうが、超長期的な都市計画としては、
バス便の土地を緑地化誘導することを考えてもいいのではないか?

同じことは大阪周辺でも言える。
大阪周辺の方が、路線同士の距離が、離れているところは離れているので、
緑地化できる「不便なエリア」は多いだろう。