ダブル田中

1.田中真紀子
  このオバハン、旦那の応援をしていたようだが。
  旦那はまだ、自民党議員でしょ?

  一方のマキコは、民主党の会派に属している。

  党議拘束を強くしろと、と言いたくはないが、この矛盾した行動を
  どう説明するのか?

  スジ論で言えば、
  1)旦那が自民党を離党する。せめて、公認を断る。
    (民主党に入れ、とまでは言わない)
  2)マキコは旦那の応援を一切しない。
  のどちらかを選択すべきだ。

  これでは、自民党を支持してナオキに投票した民意が、
  ナオキがマキコについて行く(自民党離党する)ような場合は、
  民意が国政に反映されなくなるかもしれないし、
  逆に民主党を支持して、「マキコが応援する」ナオキに投票した
  民意が、ナオキが自説を曲げない(自民党に残る)ことで、
  これまた民意が国政に反映されなくなるかもしれない。

  これほど有権者をなめきった候補者も珍しい。

2.田中康夫チャン
  ここのところ人気急下降である。
  理由はやはり、住民票問題であろう。

  脱ダム宣言等、康夫チャンの行動を一貫して支持していた小生も、今回の
  件では、康夫チャンに苦言を呈せざるを得ない。
  
  自分が生活している所を、自分達で議論して、自分達の税金で決めよう、というのが
  地方自治のルールである。
  それを、「自分はこの街がキライだから」と、(事実上)住みながら税金を払わない、
  「自分の好きな街で払うからいいでしょう」というのは、一種の脱税である。

  それがイヤなら、居所を本当に変えればいい。
  百歩譲って、「自分の属する自治体ではなく、支持する自治体に住民税を払う」制度に
  変えたい、というのを認めるとしても、それは法律の手続きに基づいて変更した上で、
  堂々と行うべきだ。
  それを法律擁護の義務がある特別公務員(首長)が言うべきではない。

  それを法を変えずに強行突破しようとするのは、
  「3分の2の賛成が必要な憲法改正ではなく、議員の2分の1で
   憲法停止の決議をしよう」と憲法の脱法行為を推進する、
  本来憲法擁護義務のある「特別公務員」石原都知事とレベルが一緒である。