日本の特殊性

世間的はW杯のようだが、私的にはシンドラーの件を追求する。

ご存知の通り日本のシェアは5大メーカーが占めている。
重電系3社(三菱・日立・東芝)と専業1社(フジテック)、
それと外資系1社(オーチス;但し松下と提携)である。

この事件で、「日系メーカーのエレベーターの優秀性」が
指摘されてきている。
曰く「外国では多少段差があっても当たり前」
「日本人が一番安全にうるさい」(これはシ社幹部も言っていた)

これは国民性もあるのだろうが、個人的には
地震国なので、耐震性能を強化せざるを得ないので、
 必然的に品質が上がった」のではないかと思っている。

シンドラー社のスイスの場合、南隣のイタリアは地震頻発国だが、
他のEU諸国では地震は皆無だ。
なので、シ社は「地震により品質が鍛えられる」ことが
なかったのではないか?

その逆に、地震州のカリフォルニアを抱えるアメリカのオーチスは
シ社ほど品質は悪くない(報道されていないだけかもしれないが)

この震災国かどうか、というファクターにも注目していきたい。
それにしても、日本系メーカーの品質が高いのであれば、逆になぜ
日本系メーカーは海外でシェアが取れないのか?
発展途上国では、まだ「安かろう悪かろう」エレベータの方が
需要はあるのか?