殺人の8〜9割は「身内内殺人」

http://d.hatena.ne.jp/kechack/20070114
が面白い。

殺人の8〜9割は顔見知りによる犯行だと書いている。
そのため、この8〜9割を抑止するには、厳罰化などの手法が通用しない、と
解説している。

残り1〜2割は、
「誰でもいいから強盗殺人」
「誰でもいいから強姦殺人」
「無差別殺人」
「発狂者の殺人」
の手合いで、市民社会はこれに恐怖を感じる訳であるが、
顔見知り殺人と「非」顔見知り殺人とでは、抑止方法に
別のアプローチを行なう必要がある。

もっとも、最近の世論の「治安を強化して欲しい」の要望は、
恐らく「非」顔見知り殺人の検挙率を上げてくれ、という要望と思われる。
栃木の小学生殺人事件とか、忘れ去られているが津山の小学生殺人事件とか。
川崎のトンネル内殺人事件とか。

これらの殺人の検挙率を上げて欲しい理由は、
「第二・第三の殺人が起こる可能性があるから」であろう。

ワイドショー的興味から、渋谷のバラバラ殺人とか、歯医者浪人の殺人事件とかが
ワイドショーでは取り上げられているが、市民的ニーズは、
むしろ未解決無差別殺人の検挙にあると思うのだが。