草稿 空き家撤去公的支援スキーム

草稿です。
主にド田舎の、「土地は二束三文、建物はボロで無価値、解体費用が嵩むため放置」という案件の
空き家除却を想定したスキーム

★空き家の所有者が「20年後に、国に空き家付土地を寄贈できる権利」を国・自治体に申請する。
★申請後20年間は、土地については「建付地」で固定資産税額評価される。
 仮に申請から20年間の間に建物取り壊しがなされても、建付地評価とする(つまり固定資産税評価割引)
★ただし、その間に「建築」がなされたら、建付地評価優遇を取消し、優遇分も遡って請求。
 (つまり、「建て替え」のような場合には、この特典を使わせない)
★20年経過後に、土地の所有者は「国に土地を寄贈するか、そのまま自分が所有するか」をチョイスできる。
 国は、いくら田舎のボロ家だからと言っても、寄贈受け取りを拒否できない。
※ちなみに、20年後なので、原所有者がそのまま所有しているのではなく、
 相続が発生して新所有者になっている可能性が高い。

今は、土地所有者に「土地への思い遣り、愛着」が強くて、なかなか寄贈が進まない。
→所有権処分を20年後の所有者に委ねることで、「より思い込みの薄い所有者が、あっさりと土地処分する」
 ように仕向け、寄贈を増やす、それがこのスキームのミソ