パン食や有機食品が若い世代に受けない

8月18日

今の20代は「朝食はパンよりご飯」らしい/30・40代の「朝食はご飯よりパン」志向は、案外「パンの方がカッコイイ、ご飯はダサイ」というファッション的要因もあったんじゃないか、と思う。その点、今の20代はファッションのような無意味なことは考慮せず、「腹持ちがいい」という実質で評価

よく「人気のベーカリー店」とか特集が組まれることがあるが、自分は「人気のパン屋」というのがわからない。人気のパン屋のパンも、ドンキのパンも、自分に取っては味の差を感じない/世間の人は、人気のベーカリー店のパンを、やはり「美味しい」と感じるものなのか?

日経ネタ。人気の青果店の特集記事があったが、その秘訣に「有機栽培にこだわらない」というのがあるらしい。「有機栽培でも、新鮮じゃなければマズ」い、それより鮮度が授受用とのこと。/有機栽培信仰も、まあ70〜80年代の一時的なものじゃないか、と思っている。直近の若い人は共感しない

パン比率が最高なのは団塊世代なのか・・・団塊世代は、従前の「日本人は高齢になれば肉嗜好⇒魚嗜好にシフト」の定説を破壊して、高齢になっても肉嗜好を維持している世代だからなあ。

或は、団塊世代は「日本的農村に対する嫌悪感情」が前面に立ってしまって、魚の否定、米食の否定に走ったのかもしれない。その点、そもそも日本的農村を知らない今の20代は、色眼鏡なしに公平にパンとコメを比較し、コメに軍配を下す

有機栽培神話論者が減少したのは、「有機栽培でも、化学肥料でも、植物の栄養素には大差ない」という科学的事実が周知され、有機栽培のメッキがはがれたからだろうか?/有機栽培の方が、人の目が入る回数が多いので、間違いは少ない「だろう」という類推は成り立つ。どこまであってるか知らんが。

日経によれば「コシヒカリは、新宿の米屋がまず新宿のホステスに広め、ホステスが顧客の富裕層に広めてから、高級米として全国へ普及した」らしい。/ホステス経由で広まったあたりが、いかにも70年代/私見だが、丁度「今太閤」と言われた角栄全盛時だったので、新潟米がその勢いに乗ったのでは?

そういえば、スーパーに行けば、果物の試食とかハムの試食とかチーズの試食はあるが、「ご飯の試食」って、ないなあ。「これが熊本の●●という新品種ですよ」と試食させてくれてもいいのに

その流れで行けば、角栄が失脚・逝去して、新潟に勢いがなくなるにつれ、コシヒカリのブランド力も弱まっているかもしれない。/世代が下になればなるほど、食材のブランドによる嵩上げ評価は薄れ、純粋に食味に対する評価に落ち着いてくる

でも、この「20代はコメ食が多い」の調査結果も、農水省文科省の手に掛かれば、「食育活動の大成果」と勝手な解釈がなされるんだろうなあ。

コメ食VSパン食比較は、ビッグデータ的な解析ができそうな気がする。例えばツイート数や、イオンのコメ・パン販売量から、「月曜朝はパン食の比率が高く、金曜朝はコメ食の比率が高い」とか、「新米が出る10月はコメ食朝食が多く、夏はパン食が多い」のような傾向が、ビッグデータからわかるとか。

成城石井で「有機栽培のナントカ」って売ってるが、その違いがわからない味音痴な自分/成城石井星野リゾートが作っている「よなよなビール」を発見。これは星野リゾート社長が本に書いていたから、一度飲んでみようと思ってた/妻に飲ませると「美味しかった」そうだ。香りがいいらしい。

でも自分は「キレ」をビールに求めるタイプなので、「そんなに・・・」という感じ。自分の理想は、昔アサヒが作っていた「Z」。コンビニ弁当にZがよく合う。

あと、最近「アサイ」という果物が流行っているのか?成城石井にも、ネットスーパーにもある/一発屋の食材というのがありまして。ティラミスとかナタデココとか。アサイ一発屋で終わってしまう?