エボラとデング 9/11

9月11日

はっきり言って過剰反応だと思う。弊害の方が大きすぎる / 他3コメント http://b.hatena.ne.jp/entry/irorio.j/agatasei/20140910/161093/#tw?u=itarumurayama… “献血制限が全国に拡大、代々木公園などに行った人は4週間献血不可 - IRORIO(イロリオ)” http://htn.to/m3qqhj

ビルゲイツがエボラで動かない訳がない、と思ったら、案の定動いた。次は孫さん、あなたの番です。氷水かぶっている場合じゃない

9月12日
東大が「今の感染ペースだと最悪28万人がエボラ感染」とのニュース/この試算は「年内で」28万人の試算。そういう事態になったら当然来年はもっと酷くなるから、28万人じゃ済まない/この試算は「公式統計」を前提にした試算。統計患者数は「氷山の一角」だから、やはり28万人じゃ済まない

「エボラはマラリアに比べて死者数は多くない、正しく恐れよう」の安全論者に、「エボラ年内28万人試算」を見せてみて、コメントに変化ないか確認してみたい

これ公式統計患者数を前提とした試算だから。公式数は「氷山の一角」でしかないから、実態は遥かに酷い / “エボラ出血熱の流行止まらず 東大「最悪28万人の恐れ」 - 47NEWS(よんななニュース)” http://htn.to/pUvMNz

デングの関係で「代々木公園に近づいた人、蚊に刺された人は献血お断り」らしい。完全な過剰反応。ただでさえ少ない献血参加者を、さらに人数制限してどうする?/デング熱なんて、エボラとくらべりゃ「線香花火と水爆」位の差がある

自分は「実はデング熱ウィルスキャリアは、日本人の中に相当紛れてる」仮説を採用してるが、献血のニュースを見て、「実は献血の血の中に、デング感染血が既に相当程度紛れていて」「献血経由でのデング感染も実はかなり発生してる」気がする。単に今まで気付かなかっただけ

デング熱」は恐がられるのに、それより重篤化しやすい「麻疹」「風疹」が何故か甘く扱われるニッポンの不可思議について

稲毛のデング事案、代々木公園と遺伝子配列が合致との情報。となると、今回のデング案件は「既に(昨年以前に)ウィルスが日本定着していた&夏風邪誤診していた仮説」じゃなく「今夏にウィルス侵入した仮説」が妥当なのか?

デングが必要以上に恐がられ、麻疹風疹が必要以上に軽んじられるのは、「言語化」のマジックなんだろうな。未知のものに対して、何らかの言語を名付ければ、人々は安心できる/麻疹風疹は「言語化された」病気。デングはまだ言語化が不十分

9月13日

キューバは最貧国ではないが、経済的に豊かとは言えない。そういう国が西アフリカに大医師団派遣/こういう言い方は好きじゃないが、こういう医療派遣は先に派遣した国が全世界にアピールできる。安倍ちゃんよ、今自衛隊医師団を大量派遣すれば、まだ全世界へのアピールは間に合う。

世の中にはビルゲイツ嫌いがいるようだが、エボラに平気で数十億を出せるのは、最高のアスペルガーだと思う

エボラ、この数日でも「空いてるベッドが国中で一つもない」「来院患者を断ってる」「患者がタクシーで受け入れ先を探し回り、そのタクシーが感染源になってる」など最悪の話しか聞こえてこない

9月14日

ミネソタ大学教授のNYタイムス投稿が波紋。曰く、「疫病関係者は、心の中では、実はエボラが空気感染変異を遂げてると疑ってる。でもそれを言い出す勇気が誰にもない」

今までのエボラが飛沫感染パターンだったのは事実。しかし、現在の感染パターンがどうなってるのか、誰も研究してなくてブラックボックス状態。

エボラの空気感染を「起こり得る悪夢」と表現している

鳥インフルエンザウィルスだと、ほぼリアルタイムで世界の研究者が変異ウォッチングをしてるが、エボラウィルスは「ほとんど変異ウォッチングされていない状況」、と勝田教授(海外感染症専門家)が解説

また、「今回の感染規模は過去の数十倍だから、変異確率も数十倍に引き上がる」とも勝田教授は解説

というか、ここまでパンデミックしてると、既に数種類、数十種類の「別のウィルス」に変異分化してる気がする。ある分化ウィルスはAワクチンが効くが、ある分化ウィルスはAワクチンが効かずBワクチンが効く、みたいに

9月16日
おっ、ついに米軍が動き出した。ビルゲイツの寄付といい、いざとなればアメリカは強力に動く / “エボラ対策で米軍から3000人、西アフリカへ 写真1枚 国際ニュース:AFPBB Newshttp://htn.to/ZWwr6Bknwi

米軍の西アフリカ入りの真の意義は、「被害の全貌の把握」「どの部分がウィークポイントかの把握」「封じ込め工程表の再作成」。申し訳ないが、リベリアシエラレオネ政府は勿論、WHOもその能力がない/ロジスティック能力がある米軍なら可能

米軍としても、国際貢献になるのは勿論、「生物テロに対する実地演習」という意味合いもあり、派兵意義は大きい

9月17日
@rurururororo 多分、安保理あたりで「先進国に応分の負担」を求められ、常任理事国を目指す日本はアピールの為に西アフリカに自衛隊派遣すると思われ

9月18日

@korobiyo 早くしないと中国人民解放軍に先を越されちゃう。というか、もう中国は医師団が現地活動済

9月20日
さすがドイツ/アメリカ、中国、ロシアが軍や医師団派遣/日本はマダー? / 他1コメント http://b.hatena.ne.jp/entry/www.afpb.com/articles/-/3026525#tw?u=itarumurayama… “欧米諸国、エボラ禍の西アフリカ諸国に軍を派遣へ 写真1枚 国際ニュース:AFPBB Newshttp://htn.to/fo26Fk

9月21日
@saishinnews1 なんだ、日本はカネしか出さないのか。しかもビルゲイツの10分の1

ギニアのエボラ殺人事件、はてなブコメに、「現地住民が取得する1年間の情報摂取量と、日本人が取得する1日の情報摂取量がイコールじゅないか?」の指摘。/今の日本人はスマホ中毒で「情報がないと気が狂う」が、西アフリカ人は「情報摂取習慣皆無なので、情報があると気が狂う」のかも

2ちゃんに「彼らは時計を読めない」「だから投薬されても、●時に服用、という概念が存在しないから、投薬治療が不可能」とのコメントがあった

そもそも西アフリカとかだと、「部族の長」或いは「親」、この2者からの「教え」以外の「教え」が存在しない世界なんじゃないかな。学習という習慣そのものが存在しないから、学習させようという部外者を殺害で排除

「部外者を殺害で排除」というのも、一見不合理だが、彼らの中では合理的。数百年間、部外者はマラリアなどの疫病を持ち込む厄災でしかなかったから、「部外者は問答無用で殺害」が数百年間の経験則から産み出された

だから、アフリカの部族社会って、感染症が蔓延してる社会だから部族社会になった、部族社会にならざるを得なかった、という気がする。疫病が社会システムを規定する

2ちゃんのコメント見ると「時計リテラシー」「時間リテラシー」って、近代社会に必須なんだなと実感。だから日本でも初頭教育で時計の読み方を教育する

「最低9年、最長は16年以上、教育を受けさせる」という日本のシステムは、多分西アフリカから見たら「アンビリーバブル!」なんだろう。部族長や親以外の存在が、子供に何か教えることなんて、あってはいけない

多分こういう部族社会って、そもそも貨幣が使用されていないんじゃないかな?色んな意味で、現代世界の常識が通用しない

あと、「気に入らない存在を、カンタンに殺害する社会」でもあることがわかる。多分、部族長の命令で人間を殺すのが「日常茶飯事」となっていて、今までは殺害が外部に露見しなかっただけなのでは?


そもそも戸籍制度もなければ教育もない。だから部族の正確な人数もわからないから、「生け贄として、部族内の誰かを殺害」したところで、その人間の存在を証明する公式書類が存在しないから、外部は殺人に気付かない

だから、「実は住人のうち1000人に一人は、毎年生け贄とか掟を破った罪とかで、部族内私刑に遭っている」が、「戸籍も警察も存在しないから、その実態が外部に漏れていない」だけなんじゃないか?たまたま部外者が犠牲になることで、今までの「本当の実態」が暴露されるのかも

今回、殺害された部外者の遺体は浄化槽に投げ込まれたらしい/可能であれば、その浄化槽をくまなくチェックすべき。ひょっとして、今まで「生け贄殺人」された住民の遺体も浄化槽に投げ込まれ、白骨死体が数十・数百体存在する可能性

でも仮に、浄化槽内から「過去の生け贄殺人の白骨死体」がゴロゴロ見つかったとしても、今さら部族長をタイーホすることは不可能。エボラとの闘いにおいて、部族長の協力は必須であり、過去の殺人罪を断罪する余裕は、今の人類にはない

「エボラ感染者、来年1月に50万人」の予測報道があるが、なんかモヤモヤ/このままでは「来年1月に流行が終息」することはあり得ないから、「では来年2月の患者数は?3月の患者数は?4月の患者数は?」と疑問が膨らんでいく

つまり人々が知りたいのは、「最終的に、どれだけの人数が感染して、どれだけの人数が死亡するか?」の最終図。西アフリカの1割程度の死亡で「済む」のか、西アフリカは全滅(1000万人死亡)するが先進国は無傷なのか、それとも「70億人のうち、抗体を持った1億人を除いた69億人が全滅」?

それとも、敢えて予測を来年1月に留めておいて、「後は察して下さい」と人々に解釈を委ねる高等テクニックか?