地方創生で全自治体に農業特産品作るナンセンス★

【前半部分増田投稿済】

9月11日

地方創生を「農産物で」と政府は考えてるが、全国1000超の自治体それぞれに、地方創生用のキラーコンテンツ(キラー特産品)を用意するのは無理ゲーだから。/プロのバイヤーならともかく、一般消費者が「1000もの特産品」種類を記憶しきれる訳がない。人間の記憶力は有限

多分、その辺の消費者が記憶してる農産物の種類なんて100種類程度だろう。一つ新たな品種を記憶したら、多分以前記憶した別の品種のことを忘れてる。それが普通の人間の脳

そもそも、全国1000超の地方自治体の名前を知ってる消費者はほとんどいない。だから、各自治体が1種類、つまり合計1000種のキラーコンテンツを用意したところで、覚えてもらえるのはその中の1割だけ

@boreford それ、既に「ゆるキャラの乱立」で現実になってる・・

ネット時代は「勝ち馬に乗る」消費行動が顕著。ランキングに入った食材やコンテンツは、ますますアクセス・クリックが殺到する/ベスト10入りか、11位か。たった1つの順位差が、アクセス数に天と地の差をもたらす。11位だとページが2ページ目になったりするから

だから、「地域特産品で地域おこし」と言う発想 は、そういう発想する地域数が一桁から二桁ならなんとかうまくいく。全自治体がそういう発想したら、地域数が四桁になったとたんに破綻する

特産品作りをやめろ、とは言わないが、地域創生には別の手法が必要。増田元知事が主張する「高齢者を移住させ、高齢者の年金介護医療支出で地域経済を回す」の方が、はるかに現実的。移住促進には「首都圏在住者の年金支給額引き下げ」という憲法違反スレスレの劇薬がいい

先の投稿で「一般市民の農産物リテラシーは、政府当局の想像以上に低いから、キラー特産品による地域創生は失敗する」とツイート/それで思い出したが、人々の「バスの乗り方リテラシー」というのは、バス会社や自治体当局が想像する以上に低いものらしい

試しに「バス」「乗り方」でツイッター検索したら、「バスの乗り方がわからない」というツイートが多数ヒットする

十勝バスの実話。倒産の危機に陥った十勝バスが、なりふり構わず地域の人々に「バスに乗って下さい」と運動した/地域の人に「十勝バスを使いたいのはヤマヤマなんだけど、そもそもバスの乗り方を知らないから、バスに乗れないんだよね」と言われ、十勝バスはショックを受けた

つまり「バスに乗りたくないから使わない」人もいるが、「バスに乗りたいが、バスの乗り方を知らないから、使えない」という人も、一定割合で存在する/そういう「情弱」に、「バスの乗り方位、ググレカス」と突き放す殿様商売じゃ、済まなくなった