発達障碍児摘発や虐待予防イベント動員のノルマ

4月29日

ミャンマーの芸術家の知恵/かの国では、検閲官が作品を「検閲」する/実は検閲官にも「ノルマ」があるらしい/そうと知った芸術家は、検閲官のために「ノルマのために、わざと引っかかる作品」を書いてあげ、それを検閲官の手柄にさせ、一方でこっそり「本当に書きたい作品」を書くようにしたとの話

多分、「少女援助交際摘発チーム」とか「わいせつ図画担当京都府警」なんかにも、「ノルマ」があるんだろうなあ/気の利いたアダルトサイト運営者なら、「彼らのノルマのために、わざと摘発される作品」を人身御供として供出することで、ビジネス維持を図りそうだ

発達障害を3歳の時点で自治体がチェックする制度があるが、個人的にはこういう現場でも「ノルマ」があるんじゃないか、と思う。「3歳児検診で200人検針したのに、いまだ発達障碍児が1名も現れてない!このままだとまずいから、次来る幼児10人の中から、無理やり1人を発達障害認定しちゃえ!」

世の中の人は大数の法則を理解してないからな。和倉小学校で新入生14人全員女児という現象を、「大数の法則から考えたら当然」と考えず、「環境ホルモンガー」「志賀原発ガー」となる/「ある年で、武蔵野市の発達障碍児はたまたま5人だけ、でも隣の三鷹市だと30人」という現象は起こり得る

それを武蔵野市の担当者が「今年は発達障碍児の認定数が少ない、担当者がサボってるからだ!」と糾弾したり、逆に三鷹市の担当者が「なぜ三鷹市の発達障碍児出生数が多いのか?高齢出産の影響か?」と一喜一憂するのはムダなこと/でも、自治体毎だと、ミクロのイレギュラー数値が全てなんだよね

フィクション小説で、「3歳児検診・発達障碍児認定」で「ノルマ」を課せられた主人公(市職員)の苦悩、ノルマの犠牲になった3歳児家族の悲哀を描いてみたい。実際にある話なのかどうかは知らないが。

半ば冗談で『発達障害』『ノルマ』でググると、大手小町で『子供人口毎に摘発ノルマがある』の書き込みhttp://komachi.yomiuri.co.jp/t/2012/0720/52583.htm?g=05

『発達相談と言うので、てっきり相談だと思って行ったら、自閉症の疑いがあると初めから疑われて検査されました。何を相談してもお母さんが期待してるような答えではなく、次々と検査の予定を入れられて療育などに通わなければならない状況にさせられます。』【続き】

【続き】管轄地の子どもの総人口の何パーセントの割合で摘発ノルマがあるからです。

まあ、療養施設を税金で作ったのに、『たまたま、ある年度に、発達障碍児が少なかった』という年があったら、その施設の稼働率が低くなり『税金の無駄遣い』と批判されるからなあ。強引に『利用者』を『捻出』しなきゃならない訳で、公務員もツライよ

発達障害の療養施設を税金で整備した自治体は、3歳児検診で発達障害認定が「甘い」(=沢山認定を出す)という因果関係が、ありそうで恐い

実際の発達障害診断現場に「摘発ノルマ」があるのか、わからない。が、「ノルマを誘発しそうな構図」だし、「ノルマじゃないか?」と感じている保護者もいる/だから、「ノルマ化しないような、制度上の工夫」が必須

@tsuyu2011 ビル・ゲイツは典型的なアスペルガーだったりする

@tsuyu2011 3歳児検診を、各地の自治体が「真面目に」履行しちゃったら、将来の和製ビル・ゲイツの芽を潰しかねない

自治体の発達障害診断に「ノルマがある」と保護者に疑心暗鬼に思われてしまうのは、仮に「客観的に見ても、発達障害」なケースであっても、保護者側の「ウチの子は、行政のノルマ主義の犠牲で、発達障害にさせられた」な被害妄想を産んでしまう

行政がよくやってる「虐待防止の為のセミナー」の類、あの参加者(つまりパパママ)の確保にも「ノルマ」がある、なツイート見て笑った。さもありなん/ガチな虐待親は、そんなセミナーに参加する訳がない。なので、ちょっと育児に悩んでる系な真面目な親が、虐待防止セミナー参加要員に勧誘される

ガチな虐待親に、虐待防止させたいなら、「虐待防止セミナー」みたいな模範生的アプローチから脱却しなきゃ

役所というのは、一旦「制度」「ハコ」を作ってしまうと、その稼働率の維持に邁進する。本末転倒/「虐待防止センター」とか「発達障害支援センター」というハコを作ってしまうと、そこの稼働率維持が至上命題になる

鳥取県智頭町が、ウワサの吉村病院と組んで「自然分娩の里」を地方創生で開始する、のブラックジョーク/はてブで、「行政は、メンツを掛けてでも、自然分娩施設の稼働率を上げようとする、つまり地元妊婦に、自然分娩施設利用を半強制する」とコメントあり、背筋寒くなる

つまり、河瀬直美玄牝」なワールドが、鳥取県智頭町では「ノルマ」となる危険性が・・・

@OtowlaP どうなんですかね?そういう「セミナーとかに参加するような、意識高い系の親」だと、虐待するリスクが「ゼロ」とは言わないが、一般平均よりは虐待リスクは「低い」ような気がする。

実際に虐待した親を100名なり200名なり統計を取って、他の親とは有意に違う点を行動統計分析すべき。そうした上で、「虐待親の行動動線」上に、虐待防止啓発をすべきなんだよな。/今の「市民センターでの虐待防止セミナー開催」って、虐待親の行動動線から外れてるだろ?

むしろ、「パチンコ屋」とかに、虐待対策アクションの網を張っとく方が、はるかに効率的だと思うのだが、そういう行動社会学的なアプローチする行政は、おらんのか?

多分、パチンコ屋とか、フーゾクとか、「警察や税務署とバトルしてる世界」のスポットに、虐待防止啓発を仕掛けるのが効果的なんだが、そういう世界の住民は「お役所」への敵愾心がハンパないから、まず協力を得られない・・・

@OtowlaP 干渉がうまく成功すればいいのですが、「逆ギレ」されそうで怖い/虐待親の交友範囲って実際どうなってるのか、「誰の言うことなら、素直に耳を傾けるもの」なのか、人間行動学的分析が待たれます。

というか、マスコミでは「虐待親による、虐待死亡事件」、つまり「失敗例」ばかり報道されてるのよね/周囲が「うまく」介入したことで、結果的に「救われた」事例も、数少ないながら、ある筈。

そういう「虐待をストップした、成功例」こそ、本来はマスコミは報道すべきなんじゃないの?成功例さえ報道されれば、意識高い系は「ああ、こうやって介入すればいいんだ」とロールモデルに出来るから。

@mutaX20A 「視聴率が取れないから、虐待防止成功例は報じない」、ですか/皆さまのNHKが報道すべき。視聴率関係ないのだから

以前から感じているが、虐待防止とか、ワープア対策とか、運動嫌いへの運動啓蒙とかの「福祉、保健行政」って、具体的な対象市民への「デプスインタビュー」とか、ちゃんとやってるんかいな?

どうせ、市民への意識調査とかは、マクロミル辺りの世論調査大手に、調査を「丸投げ」してるんじゃないか?

実際の虐待加害者、実際のワープア、実際の運動嫌いにデプスインタビューしないと、行政の施策がトンチンカンになってしまい、「ハコモノを作ればいいんだろ?」になっちゃう

逆だった、ゴメンゴメン/真面目に福祉ターゲットにデプスインタビューなんかしちゃったら、「箱モノの福祉施設なんか、意味がない」な真実がばれちゃうから、「箱モノを作ること自体が自己目的」な福祉政策からすればマズイ訳だ