銀河鉄道の夜は、欧米向け作品?

8月2日
タダで演劇『銀河鉄道の夜』を見た/あんな話だったんだ。全然知らんかった/『銀河鉄道の夜は、タイトルは知ってるケド内容しらない。でも銀河鉄道999なら内容知ってるよ』な60年代70年代生まれは多いと思う

劇中、原語で『コールサック』というのが出てくるが、どうもそれを『暗黒星雲』と表現する台本と『ブラックホール』と表現する台本の2種類あるらしい。自分達が見たのは『ブラックホール』/アインシュタインブラックホールの理論を発表して、わずか十数年後に、宮沢賢治が台本に取り入れた?

宮沢賢治が『ブラックホール』の趣旨で『コールサック』と表現したとなると、宮沢賢治は最新宇宙理論を、脚本(それも生前未発表)に取り入れたということになる。本当かな?/現代で言えば、山中教授のiPS細胞を脚本に取り入れたような話/さすがにSTAP細胞を脚本に取り入れるツワモノはいない

銀河鉄道の夜」が賢治の生前に発表できなかったのは、大本教弾圧にみられるような「新興宗教弾圧」体制下では、あそこまで宗教がかった作品は「危険過ぎて、発表できなかった」からなのか?

銀河鉄道の夜には、当時「日本の一般人にはあまり馴染みがなかった」タイタニック号事件が取り上げられている/私見だが、宮沢賢治は、新興宗教弾圧が厳しい日本じゃなく、欧米て出版することを想定して「銀河鉄道の夜」を書いたのでは?ならば、タイタニックのエピソードをわざわさ入れたのも納得