森ビルの都市力ランキングの指標配点は妥当か?

10月17日
数日前の、森ビル恒例の『都市力ランキング』に疑問/様々な指標について合計点を競っているが、『配点』は、単純合計すべきじゃなく、『傾斜配分』すべきでは?/私見だが、『経済』と『文化交流』『環境』に同配点なのは、極めて違和感。経済10に対して文化1、環境1でいいよ

中学入試なんかでも、国語と算数の配点が100点なのに対して、社会と理科の配点は50点。算国が基本だから、傾斜配分している/それと同じで、都市力評価で『経済』に傾斜配分するのが、当たり前

ただ、自分は『経済に傾斜配分した結果、東京が世界一の都市力である』とは、思ってない/森ビルの査定項目、『今の』経済力の項目はあるが、『将来の』経済力の項目が皆無。つまり『成長力』の項目追加が必須

結局、外資が東京より香港とかシンガポールを重視するのは、『今の経済力』より『経済成長力』を重視しているからでしょ?経済成長力を評価項目に入れないと、お話にならない/この場合、出生率とか移民受け入れ度合とかが、問題になる

ワールドビジネスサテライトで、『なぜ、東京の都市力は世界一になれないのか?』な特集やってたが、じゃあ『世界一になるには、羽田空港の乗り入れ都市数を、現状の何倍まで拡大しなきゃならないのか?』『国際会議数を今の何倍にすれば、ロンドンを抜けるのか?』の明示がない

「東京の都市力が1位になったら、日本の財政赤字も解消し、出生率も上がり、介護難民も解決する」のなら、大いに1位を目指すべきだけど、そういう目に見えるメリットがないのなら、別に1位を目指す必要なんてないよね?と蓮舫みたいなセリフを言ってみる

まあ、あのランキングは「都市力ランキングで1位になれるように、都市計画規制を変えろ、都心鉄道路網を整備しろ!」というポジショントークなネタだからなあ。