映画「杉原千畝」関係

1月3日
市井の杉原千畝フリークとしては、映画「杉原千畝」を見に行かなければならない/観客の殆どが自分より歳上な件について

映画「杉原千畝」って、製作日テレなのか。確かドラマ杉原千畝(反町主演)も日テレだった気がするが

今回の主演は唐沢だが、ストーリー的にはドラマ版と映画版でそんなに差はない。映画の方が杉原の諜報屋の側面を多少描いていたのと、ウラジオのJTBの活躍を追加していたのが差異。

杉原千畝については、杉原家で「パパの一番苦手な言語は、日本語ね」という笑い話がある。逆に言えば、英語仏語独語露語、さらにハルピンにいた関係で中国語も流暢な、語学の超天才であった

杉原一家のピクニックのシーンは、解説が必要だろうな。杉原千畝は、意図的に家族と東欧各地にピクニックに行っていた/そこで家族で「記念写真」を撮っていた/その実は、記念写真のフリをしてドイツ・ソ連軍の動向を撮影していた

ベルリンの大島大使が、ナチス公式発表の情報源しか持ってなかったのに対し、千畝は「足で稼いだ情報」だったから、全然情報の確度が違っていた

杉原千畝については、関東軍が散々千畝に「スパイにならないか?」と勧誘してきて、千畝が辟易していたエピソードも載せてほしかった

松岡洋右のビザ問題へのスタンスは、「千畝のビザ発給は苦々しく思っていた」が、「対ソ連工作においては抜群に切れる杉原を傷つけるのは得策ではない」ので、「ビザ発給については黙認(追認)していた」というのが真相なんじゃないか?