自動操縦軽飛行機を北海道に導入せよ

10月21日
アメリカの飛行機の本を読んだが、アメリカでは航空免許が割と簡単に取得できる/日本も「規制緩和」して、自家用航空免許の取得を、アメリカ並みに容易化出来ないのか?

というか、「クルマの自動運転」の次に来るのは「自家用航空機の自動操縦」なんじゃないかな?そして、自動運転される自家用航空機を、ライドシェアなりプレーンシェアすれば、そんなに高額じゃなくても遠距離移動が自在にできる

2030年、航空免許を持たない人々でも、全自動操縦の小型飛行機をプレーンシェアして、調布飛行場から能登空港まで行くとか、八尾空港から天草空港まで行く、のような未来キボンヌ

仮に「全自動操縦飛行機」と「プレーンシェア」が普及すると、遠距離小規模輸送の世界はガラッと変わる。東京〜大館とか東京〜能登とか東京〜稚内とか東京〜紋別とか、現状一日一便程度の輸送区間は、むしろ「全自動操縦飛行機のプレーンシェア」がスタンダードになるのでは?

例えば、プレーンシェアで、4人乗り全自動操縦セスナを東京〜稚内で10万円で借りれるのなら、3人が搭乗するなら、全日空の定期便とコスト的には大差なくなる/プレーンシェアなら、「自分の好きな時間に、飛び立てる」

「搭乗するのが一人だけ」という場合でも、費用負担は10万円。急ぎのビジネスニーズなら、一人だけでも全自動操縦セスナをレンタルする人も出てくるかも

技術的には、2040年頃にはセスナ機の全自動操縦は実現してるんじゃないかと思う。後は法規制の整備と、首都圏の空港事情の改善がネック/空港事情が悪くない地方、例えば北海道なら、全自動操縦セスナのプレーンシェア移動がむしろスタンダードになってるかも

札幌丘珠〜紋別とか、札幌丘珠〜根室中標津とか、札幌丘珠〜稚内とかは、2040年には全自動操縦セスナが一日100機程度が往復するように、なってるかもしれない

そういう「全自動操縦セスナが、当たり前になってる社会」だと、飛行場の有無が、かなりポイントになってくる。浜頓別とか幌延町とか斜里町とか別海町とか、飛行場を作ってもいいのでは?という議論が出るべき

昭和な時代は、空港が我田引鉄な感じで整備された。1県1空港化、ジェット化が急務/平成になってから、地方空港整備がトーンダウンした気がするのは気のせいか?大館空港、福島空港、静岡空港能登空港石見空港程度か?

平成になってからの空港整備は、都市圏空港の整備が主になってる。羽田、成田、中部、関空、神戸

アメリカは国土に1万の空港があるらしい/面積比で言えば、日本も500ヵ所に空港があってもいいのだが、実際は100ヵ所程度しかない。セスナが離発着できる程度の、簡易飛行場が、日本では殆ど作られなかった

日本で簡易飛行場が作られなかったのは、「自家用飛行機で移動する人が殆どいないから」だし、同時に「航空免許の取得か厳しすぎるから」だろうな

本州は兎も角、北海道ならば全市町村に、セスナ機用の簡易飛行場を作ることは可能だと思うのだが/セスナ機が全自動操縦される2040年には、簡易飛行場の有無が北海道の自治体の趨勢を左右するのでは?

2040年に、仮にセスナ機の全自動操縦が北海道で普及してしまったら、JR北海道旭川以北以東は絶滅するだろうな

インバウンドな話をすれば、2040には中国とか東南アジアから、全自動操縦セスナで観光客が直接日本の空港にやってくるようになるのかも

そう考えると、農水省の「農道空港構想」は、必ずしも悪くはない政策だったのかも

、、と妄想したが、航空機の全自動操縦を「認めてしまう」と、犯罪者の海外逃亡を認めてしまう、というハードルがあることに、今気付いた。波照間空港へのフライトと申請しておいて、フィリピンに高飛びとか

そうなると、「日本の領空以外には、脱出させない」な設定が、全自動操縦だとなされるのかな?