部落問題に触れずバカ教師のバカ行為に矮小化する報道に「?」

徳島新聞HP

http://www.topics.or.jp/News/news2004091408.html

児童に差別行為続ける 県教委、小学校教諭を懲戒免職

 徳島県教委は十四日、児童に対して差別行為をしたとして、県内の小学校の女性教諭(32)を
十三日付で懲戒免職にしたと発表した。
 県教委によると、この教諭は四月七日、勤務する小学校に通っている高学年の児童宅に電話。
児童の保護者に対し、出生地を理由にした差別発言をしたうえ、児童を学校に来させないよう求めた。
その後も、同じような内容の手紙を児童宅に郵送したほか、児童を名指しで中傷する紙切れを校内の
階段に置いた。電話や手紙は匿名だった。
 保護者の抗議を受けた学校と県教委が調べたところ、この教諭の行為であることが分かった。
この教諭は事実関係を認めているという。
 県教委は、この教諭が勤務していた小学校の校長(55)を管理監督不行き届きとして、
同日付で戒告処分にした。
 松村通治県教育長は「(懲戒免職にした)教諭の行為は到底許されることではなく、
重く受け止めている。被害を受けた児童や保護者に申し訳ない気持ちでいっぱい。
今後、このような不祥事が二度と起こらないよう教職員の人権意識の高揚のための研修を
推進する」としている。

因みに読売HPでは
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040914i411.htm
小学校女性教諭が差別発言繰り返し、懲戒免に…徳島県
 徳島県教委は14日、勤務する公立小学校で児童の人権を侵害する
差別発言などを繰り返したとして、女性教諭(32)を13日付で懲戒免職処分としたと発表した。
 教諭を監督する同校の校長(55)も戒告処分とした。
 県教委によると、教諭は始業式前日の4月7日から15日にかけ、差別的な事柄を理由に、
児童の保護者に対して「登校させないように」などと電話したり、同じ趣旨の手紙を児童あてに
送ったりした。県教委の事情聴取に対し、教諭は「仕事の割り振りで不満があり、学校を
困らせたかった」と話しているという。
 県教委は「差別によって児童が教育を受ける権利を否定しており、教育者として許されない」
としている。

とある。

読売HPでは差別の内容については判別しないが、徳島新聞HPでは「出生地による差別」と明記している。
断言はしていないが、部落問題であることは間違いないだろう。

しかし、読売HPの報道では、部落問題であることが読み取りにくい。

そのために、
http://d.hatena.ne.jp/holybutter/20040914
とか
http://d.hatena.ne.jp/oono_n/20040914
とかのブログでは、ことの本質が部落問題であることは言及されていない。
おそらくブログの筆者自身、原因が部落問題であることは認識していないだろう。

ことは単なるバカ教師の問題ではなく、部落差別の根深い問題であるのだが、その点を
「タブー視」して伝えない読売HPにも問題があろう。

もっとも、現時点でニュース自体を掲載していない朝日・毎日はもっと問題であるが・・・