ミンスも弱いなあ

柳沢某については、「まあ自民って、たまにシーラカンスが混じっているよね」
ということで別に驚くに値しない。

辞任要求はまあ当然であろうが、審議拒否戦術はいかがなものか。

「王道」は「辞職勧告決議案」の提出だろうが、今日の日経によれば
「決議案を提出して、そのまま「否決」されれば、柳沢氏が「信任」
 されることになる」として決議案の提出に「及び腰」らしい。

・・・アホだなあ。

決議案を提出して「否決」された時点で、
「自公全員揃いも揃ってシーラカンス」とアピールできるのである。

佐田大臣の辞任云々騒動、というのは、世間一般レベルでは、あまり
「盛り上がらなかった」。
あれは政治資金規正法違反なんだろうが、一般ブロガーや主婦にとって、
どこがどう違反していたのか、なんて「知らないし、別に知る必要のない」ことである。

今回の問題は、一般ブロガーや主婦レベルにも「非常にわかりやすい」失策であり、
言及ブログも多い。
大体19:1の割合で非難ブログである。
(残り1は「マズイ発言だが、辞任する必要はない)

一報を月曜朝に聞いたとき、
「かなりの失言なのに、あまりマスコミの扱いが大きくないなあ」
の印象を持ち、他方で
「これ、ひょっとしたら大きくなるぞ」
という印象も持った。

こんなの、月曜の時点で詰め腹切らせておけば軽傷で済んだのに、
下手に擁護するから事態が大きくなる。
小生が民主党執行部であれば、辞職勧告決議案を提出して、
「否決」させて、与党議員も「同罪」である、と世間に印象付ける戦術を取る。

※というか、与党内女性議員から相当の「造反」が出て、可決される可能性も捨てきれない。

実際、与党幹部は兎も角、首相官邸(もっと言えば安倍総理)は
「同罪」じゃないの、という雰囲気が世間に漂っている。

国民にとっては、首相の「美しい国」というのが抽象的で「判りづらかった」のだが、
この発言は非常に判りやすく「美しい国のイメージをわからしめてくれた。」

ミンスは「美しい国というのはこんな国です」とレッテル貼り作戦に出るべきである。