宗教右翼と経済右翼の奇妙なコラボ

柳沢某は「美しい国」の伝道師としての役割をしっかと
果たしておられるようだが、もう一人伝道師がいるようだ。

http://www.asahi.com/politics/update/0207/009.html

>過労死するのは本人の自己管理の問題――。
労働政策審議会厚生労働相の諮問機関)の分科会委員、
奥谷禮子氏(人材派遣会社社長)の週刊誌インタビューなどでの
>発言をめぐって、7日の衆院予算委員会論議があった。
民主党川内博史議員が「あまりの暴言だ」と指摘。
柳沢厚労相も「まったく私どもの考え方ではない」と防戦に追われた。

>奥谷氏は、一定条件を満たした会社員を労働時間規制から外す
>「ホワイトカラー・エグゼンプション」(WE)の積極推進論者。
>労働時間規制をなくせば過労死が増えるとの反対論に対し、
経済誌週刊東洋経済」1月13日号で、
>「経営者は、過労死するまで働けなんていいません。
>過労死を含めて、これは自己管理だと私は思います」などと反論。
>また「祝日もいっさいなくすべきだ」「労働基準監督署も不要」とした。
労政審分科会でも「労働者を甘やかしすぎ」などと発言している。

憲法が保障する労働基本権をここまで無視する方も珍しい。
同様に憲法表現の自由を謳っているから、別に奥谷氏が発言をセーブする必要はない。
こんな人間を委員に選定した厚生労働省(=安倍内閣)の資質が問われるだけである。

しかしウィキを見て笑ったのは、奥谷氏は「男女平等論者」らしい。
ということで、安部政権は「宗教右翼」と「経済右翼」の奇妙なコラボ、
公武合体内閣であることが判明した。

つか、ウィキを見たら、アムウェイ信者って書いてあるぞ。
勝谷氏が安倍内閣を「薄汚い内閣」と評した理由の一面を垣間見た気がする。