【6月14日→7月17日 同世代にスターが集まる科学的メカニズム

7月10日
★今気付いたが、「子役業界」って、現小学3年生、生年で言えば2004年生まれの比率がやけに多い気がする。
★自分はドラマは見ないが、バラエティー番組(ありえへん世界とかホンマデッカTV)とかにたまに子役が出て、しっかりした受け答えしている。どうしても上の子(2003年生まれ)と比較したくなるので、妻に子役の学年確認したら、大体が「1学年下」との回答。
★どうしても親の立場からは「1学年下でも、ここまでしっかりした受け答えするのだから、お前も見習え」と上の子に小言いうことになる。だから2004年生まれの子役の印象は強くなる
★自分の子供の比較対象になってしまうから、自分が個人的に2004年生まれ子役を気にするんだろう、2004年生まれ子役の絶対数は多くないんだろう、と思っていたが、どうやら2004年生まれ子役は絶対数も多そうだ。少ないとも「売れっ子子役」は多そうだ。
★業界には「花の2004年組」という用語があるらしい。鈴木福君とか芦田愛菜ちゃんとかですな。他にも何人か有名子役がいるらしい。
★だが、2004年生まれが、前後の年代より出生数が多い、と言うこともないだろうし、2004年生まれが先天的に前後の学年より演技が上手、と言うこともないだろう。どういうメカニズムで「2004年組」が形成されたのか?
★メカニズムその一。この子たちが3歳になったころ(2007頃)に、ミニバブルで広告量が増え、子役需要が増えた。で、リーマンショック以降も子役として生き残った
★メカニズムその二。学校ドラマとか撮影する際、例えば芦田真菜ちゃん主役のドラマを制作する際に、「どうせなら、芦田愛菜ちゃんと同じ学年の子役を選ぼう」となる。2003年生まれ2005年生まれでもドラマは撮影できるが、「2004年生まれを落選させてまで選ぶ」理由はない
★逆に言えば、2003年生まれ2005年生まれの子役は、「芦田真菜ちゃんや鈴木福君と同学年でないため、学校ドラマのクラスメイトに選ばれにくい」というハンディがある
★別に視聴者から見たら、「2003年生まれでも2005年生まれでもいいじゃん」となるが、現場サイドだと「子役を同学年で固めた方が、やりやすい」。このころは1学年違うだけで先輩後輩になるから、学年違う子供が混じると、現場の空気が堅苦しくなる。同学年で固めたら和気あいあいとなる
★メカニズムその三。愛菜ちゃんや福君と共演する機会が多い「2004年のクラスメイト子供」は、共演回数が多い分、演技も上達していく。その結果、更に出演も増える好サイクル。つまり「後天的に、2004年生まれ子役は演技が上手くなっていく」
★更に言えば、ディレクター側が、「2004年組の競演」と話題作りの為に、意図的に2004年子役を使ってる面もあるだろう
★“「花の●●年組」のように、同世代にスターが集まる科学的メカニズム” http://htn.to/3FChbt