【7月18日→8月9日 陸軍と中小企業クラスタと高級住宅地】

8月1日
★戦前の「お屋敷、高級住宅地」のメルクマールは「華族や軍人が住んでるか」?現代なら「金融関係者や商社マン、創業社長やライセンサーが住んでるか?」
東武ときわ台はいい住宅地だが、城南の住宅地と比べたら格が一段落ちる。その一因に「ときわ台住宅地には軍人がいなかった」から、の説明があり納得した。当時の城南高級住宅地は軍人が主な住民だった
★軍人が城南を好んだ一因に「横須賀にも近かったから」という説明がされる。が、ときわ台も「当時の軍需産業のメッカ、赤羽台に近い」と言うメリットあったのに、何故軍人が来なかった?
★東京の技術ある中小企業ゾーンと言えば大田区が有名だが、北区板橋区エリアも、戦前の軍需産業の流れを汲んだ中小企業ゾーン。このエリアの産業史をまとめたいい本は、ないかな?
東大阪が日本有数の中小企業クラスタになったのは、大阪城近くの大阪造兵廠近くに軍需産業が集積したから。因みに造兵廠は今は大阪ビジネスパーク
大阪ビジネスパークは、当時だからオフィス中心の開発になったが、今ならばマンション群になってただろう。今京橋でオフィス開発しても、誰も入居しないでしょ?
★バブル期の大阪は、梅田〜中之島に都心機能を集中させる選択をせず、大阪ビジネスパークや南港に拠点分散させる過ちを犯した。早期に梅田北ヤードを開発しとけば・・/拠点分散政策は、当時の東京都も行ってた。都庁の新宿移転がその象徴
★名古屋が結果的に賢かったのは、大阪ビジネスパークや南港みたいな拠点分散政策を採らなかった点。都心機能を伏見〜栄で維持したまま、21世紀になって名駅に都心を延長させた。実に効率いい。