日経は上手にミスリード見出し付ける

【2014年1月20日のツイートを転載】
今日の日経1面記事に「子育て世代、働く女性最多」と言う見出しに違和感/総務省調査では「35〜44歳の女性求人率は初の7割台」とある。それは事実。/しかしその解説に「保育所増設で子持ち女性が働きやすくなった」の解説。これがミスリーディング
客観的には「35〜44歳女性、就業率最多」と見出し付けるべき。35〜44歳女性就業率最多とは、35〜44歳「子持ち」女性就業率最多になった、ということを意味しない
日経は「35〜44歳女性」を「子育て層世代」と言い換えた見出しを付けたことで、「子持ち」女性就業率が最多になった、と読者をミスリードさせることに成功
「35〜44歳女性の就業率アップ」は「子育て支援保育所拡充」の結果の賜物かもしれないが、そうじゃない可能性もある。35〜44歳女性が「結婚を諦めた」「出産を諦めた」から、就業率が高くなったという解釈も成り立つ。というか多分その可能性の方が高い
一見「客観性が高い、信頼性高いメディア」に見られがちな日経だが、気を付けて見ないと読者は騙される