中学義務化に従わない親が終戦直後は多かった

【10月7日のツイートの転載】

10月7日
昨日ツイートした「中学義務教育化を無視して子供を中学に通わせない親が終戦直後は多かった」に予想外に多くのRTが付いてビックリ。現代人は現代の常識(中学位、義務教育が当たり前)に囚われ過ぎ
明治維新後の小学校義務教育化はもっとスゴい反発を食らったと思われるが、明治政府は強権政府だから強引に義務化を強行した。しかし中学義務教育化は、最初の導入はGHQだが、実際に保護者を説得したのは「民主的な」地方自治体。小学校義務化よりも苦労したと思われる
つまり、「民主的な社会実現の為に、保護者に民主的に義務化を押し付ける」というパラドックス
自分が「中学の義務教育化に地方が苦労した」ネタを知ったのは、「中学通いを親が許してくれない子供の為に、こっそり勉強を手弁当で教えていた、伝説の中学校教師」の話を聞いたから。しかし文部省や教育委員会は、教師のボランティア行為を非難。
文部省の理屈は、「そんな非公式な「学校もどき」は法令違反だ、学校に通わせるよう、親を説得しろ」。教師は「親が同意しない以上、子供の不利益を解消するにはゲリラ授業しかない」と文部省指導を無視
この辺の「中学義務化の苦労、混乱」は、社会史学的に、教育史学的に、もっと研究されて然るべき