スマートハウスをトップランナー仕様じゃなく、コモディティ仕様にで

【10月11日のツイートの転載】

不動研セミナーで灘尾ホールなう
三井のスマートシティ構想とか、志はよいが、それって「先端部だけでしょ?」と思う。首都圏の市街の過半数がスマートシティ化するには50〜100年は掛かる。新耐震がまだ普及しきってないことからもわかる。
多分2020年時点でも、三井が言うスマートシティ化された街区は、首都圏の1%程度だろう。そういう現実的な予想を無視して、やたらと不動研セミナーで夢ばかり語るのはいかがなものか?業界人は現実的な見方するが、蒼井優のCM見るだけの一般消費者はダマされる
建設的な言い方すれば、スマートシティのコモディティ化が必要。恐らくスマートシティをコモディティ化するのは三井不動産じゃない
住宅関係機器がコモディティ化するには、四半世紀、一世代分は掛かると思う。自分とかはウォシュレットじゃなきゃダメな世代だが、ウチの親はウォシュレットじゃなくても平気。この前リフォームしたのにウォシュレットになってなかった
オートロックマンションなどは、自分は業界人だから、90年代初頭(入社時)は当たり前に思ってた。しかし大学同期で役人になった友人はオートロックにビックリしてた。当時オートロックは(業界人が思うほどには)コモディティ化してなかった、ということ
三井がスマートシティでドヤ顔したいなら、トップランナー柏の葉とか日本橋だけを宣伝するんじゃなくて、コモディティ化のロードマップを示すべき
イトーヨーカ堂はコンビニを短期間でコモディティ化させた(セブンイレブン)。四半世紀もかからず10年で。酒屋をFC化する、というビジネスモデル、ロードマップが秀逸だから。三井がスマートシティ普及させたいなら、こういう「一捻り」が必要
日本に生命保険が普及したのは、日本生命の弘世氏が戦災未亡人を活用した「ニッセイのオバチャン」システムを考案したから。スマートシティ普及には、ハード面より、啓蒙営業するマンパワーをいかに発掘するか、がキモな気がする