【単純作業で街を記憶した80年代不動産社員】

2月15日
人間、アナログな単純作業をすると、肌感覚で記憶する/三浦展はパルコ在籍時代、まだパソコンがない時代に、各駅の地価分布を手作業で大地図にプロットする作業をしていた。彼の東京圏に関する豊富な地理カンは、この単純作業で養われた
自分らの世代は、入社時にLANPLANがあったがウィンドウズはなかったし、ネットもなかった。三浦展的な単純作業を、上司命令で下っ端としてこなしていた最後の世代
逆にいえば、今の20代不動産社員は、上司からこの手の単純作業を言いつけられることはない。労働環境的にはハッピーだが、他方「土地カンを肌感覚で覚える機会がなくなってるのでは?」とも気になる