【子育てブログの少子化効果】

4月4日
子育てブログが蔓延したせいで、子育ての「大変さ」が独り歩きして、子無し子作り予備軍が「こんなに大変なんだ、子作り止めよう」となり少子化加速。ブログ主の「大変だが幸せ」の「幸せ」部分は子無しに無視される / “子供のいる生活について…” http://htn.to/pDeiKZXE
はてブの「子育ての大変さ」をブログアップした人は、子持ちの「ウチにもある、ある」という反応は予想したが、子無し・子作り予備軍の「こんなに大変なんだ、自分には無理」という反応は予想外だったようだ。慌てて「子育てのスキルは上達するし、無理しなくても子育てできます」と書いたが後の祭り
ネットの世界で子育ての「大変さ」が可視化され、見えやすい形で子無し子作り予備軍に提示される。大変さはカンタンに伝わる。泣き止まないとかウンチの世話とか、子無しにも「大変さ」は伝わる/一方、「幸せぶり」は、いくら言語化しても、殆ど子無し子作り予備軍には伝わらない。
つまり子無し子作り予備軍への伝わり方は、「大変さ」と「幸せぶり」で伝わり度が非対称
だから、少子化抑止の意味合いも込めて、「ズボラ育児」もどんどんブログアップすべき。「こんなテキトーな親でも、なんとか親稼業が務まっています」的な。/自分のことか!?
実際、子育てブログの氾濫は、日本の出生率を0.01程度引き下げていると思う
児童館とか図書館のちびっ子コーナーでゴロ寝で居眠りするテキトー親とか(註:自分のことです)
4月5日
子無し子作り予備軍は、子育てブログから、自らも理解できる「大変さ」は読み解けるが「幸せさ」は理解できない。言語化されても理解できない/湾岸タワマン族が、マイルドヤンキーを「理解できない」のも似たような話なのかも。原田氏の著書で言語化はされたが、どれだけタワマン族に伝わったか疑問
4月6日
カリントボンボンさんが「子育てあるある」エントリーを投稿したところ、子無し子作り予備軍の「子育て大変そう、作りたくない」という想定外のレスを受け、慌てて「なんとかなるって」という火消しエントリーを追記。しかし傍目には火消しに失敗しているように見える
最後の一文に「心身健康なら、なんとかなるって」と書き加えたのがマズかった。子無し子作り予備軍から「心身健康な人はそんなにいないって」「自分は心身に自信ない」という反応を誘発
一方、「経験したことないから、怖い・やりたくないというのはヒヨッコ・子供。だから社会は独身や子無しを半人前扱いする」という厳しいレスも。多分既に子有りの人のレスなんだろうが、そういう発言が子無し子作り予備軍を「追い詰めてしまう」(逆効果)ことを承知で発言してるのか?
「そもそも余裕のなさを感じて羨ましくない」という反応も。好意的レスも多いが、好意的レスの殆どは「既に子有りの人」。「子無し層」に好意的レスな人はあまり見当たらず。つまり追加エントリーの当初目的である「子無し層の子作り敬遠の阻止」には大失敗
更に「実際、体を壊す人もいるし・・」「虐待やネグレクトする人もいるし・・」の反応も。リスクヘッジ志向だと、「子作りは避けるべき」になる
自分も今回の一件で「子育てブログが、子無し子作り予備軍に与える悪影響」という気付かなかった点に気付いた。自分の過去の投稿が「子無し子作り予備軍」に悪影響与えてないかどうか思い出してる。基本的に子供ネタは滅多に投稿しないから、多分大丈夫だと思うが。
極論だが、「子育ての幸せさを、いかに言語化して子無し子作り予備軍に伝えるか?」というメソッドの確立に、厚生労働省は多額の予算を投入して研究すべきでは?