【横須賀を在宅勤務の街として再生させよ】

4月13日
野村不動産アーバンネットの四半期毎仲介実勢価格レポート、都心と郊外の二極化進行中。京急線の先(横須賀など)なんて酷い
総じて都心から30キロ以遠は弱含みだが、特に三浦半島の下落が著しいのは、まさに「半島」だからだろう。他の30〜40キロ圏は、半島じゃないから、物流拠点やアウトレット的商業の需要が下支えしている
横須賀が衰退してるのは、まさに軍隊モノカルチャー経済の失敗。自衛隊・米海軍に頼りきって、他の産業誘致を怠った/そもそも起伏が激しい地形で産業誘致にはハンディ。起伏の激しさが軍事的には「天然の良港」になり得たのだが
横須賀市内とか、「谷戸」の戸建てなどは空き家化が深刻らしい/せっかくの鉄道インフラや戸建てインフラを遊休化させるのは勿体ない/でも横須賀辺りは東京からは遠い。横浜からは近いが
これは私見だが、あの辺りは京浜急行という「運賃が安い鉄道インフラ」がある。それを生かすべき/例えば、在宅勤務ワーカー向きの住宅として再生出来ないか?/在宅勤務ワーカーは、場合によっては定期券通勤じゃなく自腹通勤になる。ならば、運賃が安い私鉄沿線が有利
在宅勤務ワーカー向けにカスタマイズされた住宅地って、まだ首都圏にはない。横須賀辺り、住宅価格が下落してるのを逆手にとって、「在宅勤務ワーカーにカスタマイズされた住宅地」として再生すべし
関西だと、能勢電沿線を「在宅勤務ワーカー向き住宅地」として再生する/横須賀辺り、出生率も低いのでは?(能勢電沿線の豊能町と同現象)/ならば「保育園に入りやすい自治体」としてアピールするとか。京浜急行が在宅勤務OKな会社への転職斡旋するとか
京浜急行沿線に何故か西武系の住宅地が散在してる/これは堤が終戦直前に、湘南海岸が本土決戦・米軍上陸の地になると予想し、予め西武が土地買収して陸軍に高く売り付けることを企図したもの。まさに火事場泥棒
でも首都圏民で、横浜から先の京急に乗ったことがない、という人が過半数なんだろうな。首都圏の99%の鉄道を乗り潰した自分のような人種が異常。/首都圏でまだ乗ってないのが成田アクセス線。印旛日本医大前以東がまだ
首都圏民の中で「首都圏の隅々まで行ったことある、熟知してる」という人は、タモリみたいな地理オタクか、鉄道マニアか、不動産デベロッパ社員のみ。デベロッパ社員も、ビル事業部社員は都心しか知らないから、マンション事業部社員のみ
横須賀って、経済的に低迷してる以上に、文化的に低迷してる。70年代は「港のヨーコ横浜横須賀〜」と歌になったのに/日本が貧しい時代は、横須賀の米軍相手の水商売がカネになり、それが文化的題材にもなった/80年代以降、日本の経済力がアメリカを追い抜いて、横須賀は憧れじゃなくなった