恐竜が一般人の常識になったのはいつか?

2014年07月28日(月)30 tweetssource
マンガや映画で恐竜が登場し出したのはいつからか?100年前は一般人は恐竜知らなかったのに、今では幼児も恐竜知ってる/恐竜をテーマにした大ヒット作品が登場して、その存在が世間一般に広まった? / “痛いニュース(ノ∀`) : 「全て…” http://htn.to/77Lgxq


なんか分かりにくい文章書いてしまった/要は、「大昔に、恐竜という動物が地球上に存在した」という科学的事実が、世間一般の「常識」に格上げされたのは、1910年頃なのか1930頃なのか1950頃なのか、常識に格上げされたきっかけは何なのか、それが知りたい

多分、1910頃に平均的日本人に恐竜について話を聞いても「何それ?」「恐竜という言葉自体知らない」という回答だろう/或いは1910でも科学者・帝国大学卒のインテリは知ってるかもだが/1970頃なら、その辺の人に聞いたら「何千万年前に地球上にいた巨大生物」と正しく正答

別に恐竜がいたかいなかったか、というのは、生活するのに何の役にも立たない知識。だから本来なら常識化される必然性がない。でも常識になってる。「義務教育過程で、恐竜の存在をカリキュラムに入れたから」というのはありそう。でも義務教育されても常識化されてない知識も多い


だから、「恐竜をテーマにした映画か何かが大ヒットして、それで恐竜の存在が世間で常識化した」という仮説が一番あり得る/宮沢賢治銀河鉄道は、1970年代まで、世間的には常識じゃなかった。松本零司の銀河鉄道999が大ヒットして、銀河鉄道は日本人の常識になった


今どきの子供は、恐竜の存在を「夏休みドラえもんのび太の恐竜大冒険」的映画・DVDで学んでる筈。ウチの子がそうだ/藤子不二雄先生は、日本人の恐竜リテラシー向上に多大な貢献をなさった


まずアメリカで、「かつて地球上に恐竜という巨大生物がいた」という情報を、ハリウッド関係者がキャッチして、インスパイアされて映画「キングコング」ができて、アメリカ人に恐竜が常識化/次に日本でキングコングにインスパイアされて映画「ゴジラ」が誕生。それで日本人にも恐竜が常識化


さらに、ウルトラマンシリーズで「怪獣」が多数登場。その視聴者は幼児。だから幼少時から「怪獣」が常識化/怪獣と恐竜は仲間みたいなものだから、そのまま恐竜が常識化


多分、ウルトラマンシリーズは日本で一番見られてるから、他の国の子供は「怪獣」といってもピンと来ない子供が多いのでは?そして、そういう社会では「恐竜」も常識化してない可能性がある


プレートテクトニクス」なんかは、元々は地学関係者、地震関係者しか知らなかった知識だったのが、小松左京の「日本沈没」で一気に「日本人の常識」になった。テレビや映画の常識形成力はハンパない


専門家しか知らなかった、別に一般人が知らなくてもいい知識が、何らかのキッカケで常識になるケースは時々ある/「ビッグバン」という言葉は、元々は宇宙科学者しか使わなかったし、宇宙科学者だけの常識だった/この言葉が一般用語化したのは「金融ビッグバン」として政策用語になったから


(東京)ベイエリアという地域呼称はALFEEが付け、一般用語になった


子供が持つ知識量は有限だから、ある事柄が子供にとって常識になったら、別の事柄が常識から外れる/今の子供は昔の子供と違って、常識として恐竜もビッグバンもプレートテクトニクスも知ってる/その代わりに、「葉書の書き方」とか「野球のルール」とか、かつて常識だったことを知らない


ラジオの使い方とか、ダイヤル式電話の使い方とかも、子供の常識から外れてる/非常時のことを考えたら、恐竜やビッグバンの知識より、ラジオの使い方を子供の常識化した方がいい