行政アンケートへの回答に優等生バイアスがかかる★

1月9日
行政がメタボな中年男性に、必死に健康介入してる。やれ「特定検診を受けろ」、やれ「腹八分目にしろ」/しかし、一向にメタボは減らない/多分、行政側も、危機感を感じて「何故あなたは、メタボを放っているんですか?」的アンケートを中年男性に取ってると思う【続く】

そういうアンケートで、多数の回答を集めるのは「メタボを解消したいが、運動の時間がない」とか「メタボを解消したいが、スポーツ施設が近くにない」的選択肢。その結果を受けて、行政はスポーツ施設を整備したりする/だが、本当にそのアンケート結果は正しいか?「本音の回答」か?【続く】

「メタボを解消したいが、運動の時間がない」「メタボを解消したいが、スポーツ施設が近くにない」は、いわば「優等生的」回答。「メタボ解消なんてメンドクサイ」とか「特定検診なんてかったるい」的な回答が「本音な回答」【続く】

「そもそも、メタボなママで何が悪い?俺は一生暴飲暴食で楽しく生きるぞ〜」というウラヤマシイ、いや自堕落な本音回答も本当は多いと思う/しかし、「役所のアンケート」となると、回答者は無意識のうちに「優等生的回答」を選びがちになる。行政相手にタテマエ回答を答えてしまう

これが「綾小路きみまろ総研」みたいなホンネトークが許される雰囲気の機関によるアンケートなら、回答者も本音を語る/だから、政府は素性を隠して、綾小路きみまろ総研(?)に調査委託した方がうまくいく

実際、「国民健康栄養調査」で申告された「毎日の食事での塩分摂取量」より「日本人の尿を採取し、そこから逆算された塩分摂取量」の方が多い、という話もある/役所調査の「いい子ぶりっ子バイアス」は、無視できない