都市民の農村リテラシーの低さが移住のネック

1月23日

ある都内のオーガニック飲み屋店主が、自ら千葉の田んぼを耕し、そのコメを飲み屋の料理に使ってる/店主曰く、「都会の人は、コメ作りは大変でしょう、と言われるが、コメは累計作業日数20日間/年でできちゃう、案外ラクな作物だ、ということを知らない都会人が多い」

「コメの累計作物時間が大したことがない」は、農業クラスタの人間には「常識」なんだが、この常識は都市民には共有されてない。中野区民でこの常識を知ってるのは3割もいないだろう/「田舎で半農半X」と考えてるが、「コメ作りは大変」と誤解して二の足踏んでる人が多いかも

地方移住を政府が勧めたいなら、この辺の「農業に対する誤解」を解いてあげる必要がある。政府が思うよりも、都市民の「農業リテラシー」「田舎リテラシー」は低い

あと、23区内住民が、茨城県とか新潟県に「マイ田んぼ」を所有して、週末に耕しに行く、というライフスタイルもアリなんだな。モスクワの「ダーチャ」だな

政府は、23区民が週末に田んぼ耕しに行く場合の交通費とかを補助する政策を掲げてもいいかも知れない。北海道にしか田んぼ買えなかった場合は、北海道へのLCC代を補助するとか/交通費補助に税金掛かるが、耕作放棄地になってしまった場合の対処費よりは安い